3話では新たに駄目使用人(執事)と許婚が登場!

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3話は冒頭、シエルがセバスチャンと新しい杖を買いに行きます。

シエルたちが家に帰るとシエルの許婚エリザベスが家の装飾をプリティーポップな感じに大改装。今夜はダンスパーティねっ!っていうお話。

新しく来たこの駄目な執事の名はグレル。中の人は福山。
ちなみに何故来たかっていうと、本当はマダムレッドの執事なのだけど役に立たないからセバスチャンに指導してもらおう、という魂胆によって、ファントムハイヴ家に参上。まあ左遷だ。
彼なかなか変なテンション&キャラでいい感じでした。
紅茶を運ばせたらカートに乗っかってぶちまけるし、溢した紅茶を吹こうとしたらテーブルクロス引っ張って料理ぶちまけるし、草木の剪定やらしたら骸骨の形に剪定するし、エリザベスに白いドレス着させられたら「こんな乳臭い白いドレスじゃなくてドレスアップするなら情熱的な赤がいい」とか変な趣味露呈するし・・・と無茶苦茶で、その度「死んでお詫びを」と見切り発車する阿呆なんですが、歌を唄わせたら実はかなりうまいっていう(あれ福山か?)・・・こういうギャップ凄まじいキャラってかなり好きです。


と、まあ阿呆執事の説明はこの辺にして、本編へ。
ファントム社は3年弱で急成長を遂げた製菓、玩具メーカーだそうです。ちなみにあの風格ある屋敷は建って2年ばかしらしい。なんでも前に火事で焼け落ちてしまい、建て直したそう。その時の火事で先代であるシエルの両親は亡くなった。
ちなみにこれを説明してくれたのはリアルタナカさん。
タナカさんは普段は熱消費量が低いから、3分以上リアルタナカになるとお眠になる。
なんだよこの設定かなり笑った。てかタナカさんの中の人藤村俊二だったのね。


小さくして跡を継いだ(継がざるを得なかった)シエルは「子供」とみられることに少しコンプレックスを感じているようでした。
だから杖を新調しにいったときも、少し小馬鹿にされた感じを気に食わなかったようで、セバスが空気読んで店主を窘めたわけです。

あと、先代から受け継がれた指輪をエリザベスに壊されて、ムキになって投げ捨て「あんな指輪などなくてもファントムハイヴ家当主は、この僕だ!」と意気込んだり・・・。
完璧無比に思えたお坊ちゃまもなかなかいじらしいところがあって好感持てますね。
更にダンスのセンスが皆無というか壊滅的らしく、だからこそ今までダンスパーティは逃げ回っていたらしい。
そんなシエルもセバスが「僭越ながら私がお坊ちゃまを指導いたします」というダンスの練習の誘いに「お前みたいなでかい男と踊れるか!」と反抗するものの、小一時間でしっかりダンスを踊れるようになっちゃうんだから、セバスの万能っぷりはすごいですね。


ところで3話初登場の許婚「スコットニー公爵令嬢・レディ・エリザベス・エセルコーディリア・ミッドフォード(愛称リジー)」は、金髪ドリルツインテールと外見はなかなか可愛い。しかもCVは田村ゆかり。

でも一番嫌なタイプの女でした・・・。
我が侭。すぐ泣く。機嫌がコロコロ変わる。人の話を聞かない。
いつも落ち着き払ってるシエルが指輪を破壊されたときは、ビンタかまそうするくらいです(まあ指輪が大切だったっていうほうが気持ち的に強いでしょうが)。が、そこは流石の黒執事、セバスチャンが止めます。どんなに苛立つことがあっても殴ったら後味悪すぎるからね。
シエルもその後落ち着きを取り戻して、エリザベスをダンスに誘います。(勿論練習のおかげで完璧にパートナーをこなした)
「嫌なことを忘れ踊り明かすのが夜会の礼儀だろう?レディー」

その夜、エリザベスを頼りないグレルに任せ、お坊ちゃまは就寝のお時間。なんと粉々になったはずの指輪をセバスが完璧に修復します。これには流石のシエルも驚いた様子。
魔がさしたとも言うべきかシエルはセバスに少しだけ弱みを見せる。
「どこまでも坊ちゃんのお傍におります。・・・最後まで」
黒執事には明パートと暗パートがありますね。
明パートがストーリーの大部分を占める阿呆なほう。
暗パートがシエル、セバス二人の契約に関するストーリー。
まだまだ二人の契約関係は明かされていませんが、これが今後ストーリーにどういった影響を及ぼしていくのか楽しみです。
次回、「その執事、酔狂」

おまけキャプ。




ルイズ・フランソワーズ・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
スコットニー・エリザベス・エセルコーディリア・ミッドフォード
な、なんと!