2008年10月29日

【アニメ】魍魎の匣 4話「火車の事」【感想】

5話以降、物語が動き始めそうな、予感!
以下は1〜4話までの整理を兼ねて。
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→1話感想頁はこちら
→2話感想頁はこちら
→3話感想頁はこちら

→5話感想頁はこちら



加菜子が突然消失した病室から始まった4話。
木場を含めその場にいたものは、僅か数分の間になにがどうなって加菜子が消えたのかまったく掴めない状態。


木場は兎に角状況を分析し、駆けつけた警察官に指示を与えるが、本来その現場の監理担当者である石井はうろたえるばかりで使えない。


誘拐直後、研究所1階の控え室にいた4人の会話はかなりキャラ個性、とその立場を表現していました。

陽子「加菜子は死なないわ、そう簡単には。」→何かを知っているという立場。
福本「(簡単に死なないということは)加菜子さんの状態はそこまで回復していたのですね、それはよかった!」→ただの阿呆。(妹が誘拐された人に対していう言葉ではない)
頼子「加菜子は死なないわ。天に昇り天人になったんですもの」→思考が常軌を逸している。
木場「陽子さん、すべて話してくれ」→事件解決に躍起、且つ冷静。


加菜子という人間がどういった存在であるか、をすべて把握しないことには、事件の捜査ができないと考えた木場は陽子に話を訊き出したい。

しかし陽子は「もうこうってしまった以上、貴方一人には何も出来ないのでは?」と話すことを拒否。

木場も「石井は階級狙いの青二才だ。あいつに任せたら陽子さんの“敵”は倒せない、陽子さん、あんたの“敵”は誰なんだ?」


少し間を置き陽子は答える。「あなたなあのです・・・」と。


木場が「俺が・・・“敵”?」とうろたえていると、
美馬坂が部屋に入ってきて「須崎が殺された、裏の焼却炉で」と伝える。
須崎は研究所の美馬坂の助手である。ちなみに雨宮は事件直後、病室から出た後の足取りが不明。


その言葉を訊いてこれまであくまで冷静であった陽子が一変
「木場さん・・・!どうにか加菜子を助けてください・・・」とさきほどの「加菜子は死なない」という気丈な台詞からは伺えない弱さを表面化させる。





場面は変わり、加菜子の空想?意思?の世界。
この場面は説明不可。ただ「頼子・・・無事でよかった。大好きな姉さん・・・」と自分が怪我をしながらも周りを気遣う様子をみせる。

また加菜子はバラバラ?それとも機械尽くめの身体に?ということを思わせる描写、台詞。「よかった、まだ手がある」

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ここから場面がコロコロ変わります。

次々と出てくる箱詰めされたバラバラの手足。
赤線(風俗街)の取締りをする警察官とそれから逃げる売女。
写真館の前で歌を唄う女。
など。原作知らずの人には本当に意味の判らない場面であったに違いない。




少し落ち着いて場面は稀譚舎の一室(関口が近代文芸に小説を書いている編集部)にて関口の短編集を単行本化の話。
単行本に載せる短編集の順番に対して関口は「順番がおかしい」と感じる。
それに関口の小説は前衛的だとかそんな類のことはまったく気にしたことがなくただの「私小説」であった。


そんなことを考えていると敦子(京極堂の妹:2話登場)がなにやらぶつぶつ文句をいいながら(とんでもはっぷんだわ!って可愛かったですねw)部屋に入ってきた。
バラバラ殺人事件のことについてである。なんでも事件現場では妙な噂があるらしい。
「黒服で手袋をつけた者が死体を捨てに来る」というのだ。
これは火車という妖怪にそっくりで、ことさら恐れられている。
火車というのは墓場から死体を掘り起こし、その死体を街中にばら撒く妖怪である。



次に木場の場面をまとめて。
まず一つ、謹慎をくらい下宿でグダっていたところ、後輩刑事青木が訪れる場面。

青木は、加菜子誘拐事件とバラバラ殺人事件はなにか関係してるのではないか、と見ている。

理由は遺体の一部として出てくるバラバラな手足が箱に詰められていること
二十九日に出てきた右腕を除き、三十日に鉄製の箱に詰められた両脚。その後続出したそれぞれの体の一部も木製の箱に詰められていた。

すかさず木場「犯行を模倣した可能性は?」
青木「箱に詰められいた、という情報は公表はされていません。例外では三十日に現場であった関口さんにだけ漏らしてしまいましたが、関口さんが犯人でない限りありえません。」


また「黒服で手袋をした男」が双方の事件で見かけられている点。

頼子は木場にそれを直接説明したし、木場の謹慎中取調べで陽子が研究所の裏、焼却炉でそのような男を見かけた、と発言したらしい。
またバラバラ殺人事件においても目撃されているのは前述の通りである。

青木が木場のもとを訪れたの理由は謹慎をくらっていた木場をただ様子見にきただけでない。
3話感想でも書いたように本来、加菜子誘拐事件は神奈川県警の管轄であり木場の属する東京警視庁の管轄ではない。
だからこそ謹慎をくらったわけであるが、警視庁管轄のバラバラ殺人が加菜子事件にリンクしているとなると、状況が変わってくる
木場がバラバラ事件のほうを解決すれば加菜子事件も解決するかもしれない、
こういった情報を提示することで木場をやる気にすることが出来る、青木はこう考えたのである。

ちなみにバラバラ事件のほうの被害者は2人はほとんど特定できた、という。
ネタバレ?かもしれないが被害者のうちの一人、写真館の娘というのは少しまえの場面で唄っていた、赤線取締りで怯えて裏道に逃げ込んだ、まさにあの女である。



次に知り合いの映画監督「川新」に会いに行く場面。
目的は陽子について訊きにいくことであった。

川新は一緒に仕事したことはないようであったが(陽子が大根役者だったから)、突然引退した事情については少し知っていた。
曰く、陽子は誰かに脅迫されていたようであった。なにやら薄気味悪い男をみた。
だから「男と駆け落ち」説は嘘っぱちである。またうだつの上がらなさそうな男がいつも付き添っていた。

また川新は木場が出張っていた「美馬坂近代学医学研究所」のことも知っていた、いや明確には美馬坂というものについて訊き覚えがあった。
かつて戦時中、日本には天才とよばれる研究者がいて、政府がその研究者の研究に多大の出資をしていた。
その研究というのが「死なない兵士をつくる」というものであった。
その噂はフランケンシュタインさながらであった。
深い内容は判らないが、人間の臓器を人口物で代用することによって、その「死なない兵士」という研究が成立する、というのである。
その研究者の名が美馬坂、だったそうだ。


最後に、木場の空想で戦車に人が踏み潰されていく場面。
正直あの場面がなにを意味していたのかは不明。
まあ木場も数年前まで二次大戦で戦場の兵士であったから、川新の話を訊きなにか思うところがあったのだろう。






そんなこんなで増岡がなにやら探偵事務所を訪ねようとしたところで4話終了。


ここまでの出来事を簡単に時系列順に並べなおすと
八月十五日→加菜子線路転落。(1・2話)
八月十六日→加菜子、美馬坂近代医学研究所転院。(2話)
八月十八日→楠本家、御筥様訪問。(3話)
八月二十四日→加菜子誘拐事件予告発覚。以後研究所重警備体制。(3話)
八月三十日→関口、バラバラ殺人事件現場見学。帰路道に迷い研究所目撃。(2話)
八月三十一日→頼子、研究所へ木場を訪問。加菜子誘拐。(3話)
九月六日→バラバラ殺人。(4話)
九月七日→バラバラ殺人。(4話)
九月→関口の短編単行本化決定。(4話)
九月十六日→バラバラ殺人、血液型検査の結果被害者は4人(4話)
謹慎中の木場のもとを青木訪問。木場、川新のもとを訪問。(4話)

ということになります。





感想。
4話まできて、なんだか話の収集つきそうな気がしてきました。
しかし原作知らない人にとっては視聴を続けるのが、きつそう

1話、ちょっと百合っぽい。ホラー場面もある。
→2話、ちょっとその後にwktk、でもなんだか退屈。
→3話、登場人物多いし、場面展開が時系列的にわけわかめ。
→4話、1話で出てきた女の子ほとんど出てこないじゃねーか!!!
っていう感想が容易に想像できる・・・。


敢えて言うと今後百合展開は皆無だし、主役は木場、関口含め男です。
ただ4話終了時点で解決すべく事件、加菜子誘拐の謎、多発するバラバラ殺人の真相、はほとんど出揃ったと言えます。

やっぱりミステリーホラーって前半部分で撒き散らされた伏線を後半で回収し、徐々に解決して、結末では「あー!あの場面はそういうことだったの!」っていう驚きみたいのが見所だと思うんです。

で、本作を見渡してみるとまだ解決役が出てきていない!
金田一やコナン、シャーロックホームズ、古畑刑事がまだ出てきていないのです。
だから解決役が思考することで面白くなってくるこの手の話は、まだ退屈なのは致し方ない、というわけです。
5話ではやっと解決役の京極堂、榎木津がでてきます。
彼らの思考、行動が物語をどう面白くするか、見物です。
また5話以降では京極堂、関口、木場、榎木津、鳥口が主要となって物語を動かしていくと思いますが、
京極堂と関口、鳥口のやりとり、榎木津、京極堂と関口のやりとり等なかなかユニークで笑えるところも出てくると思います。


1〜4話までが「登場人物の参上、事件の伏線ばら撒き」だったとすると、
5話以降は「伏線のばら撒きと少しずつの解明」だと思います。
だから5話以降を視聴する際は、一度4話までの出来事を整理してから観るべきだと思い、
3,4話感想ではそのことに重点を置いて書きました。

正直この類のアニメはネタバレが他アニメより重きがあるので感想書きづらかったけど、
自分で時系列順に構成しなおしてみると、原作を読んだときよりも「あ〜成程」といったような理解が深まって、結構面白いです。


主はとりあえず来週、京極堂、榎木津の登場にwktkしております。


次回「千里眼の事」
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それにしても榎木津はともかく青木はイケメンすぎるだろうw






この辺↓適当に塗ると主の本音が見えます。ネタバレですので注意です。

頼子の箱詰め早く観たいいいいいいいい!!!!!!


written by 亨太朗05:16 | Comment(0) | TrackBack(17) | 魍魎の匣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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