粗筋
文化祭は最後の催しミスコンが開催されていた。
会場は亜美の魅力的な司会進行と次々出てくる女の子に大盛り上がり。
そんな中竜児に大河の父親からメールが届く。
文化祭には仕事でいけなくなった。一緒に住む話もなしに。
大河に伝えておいておくれ。竜児はこれを見て呆然とする。
舞台の上ではついに大河の出番となった。
事前の打ち合わせどおり亜美は「お父様大河に応援の声を」
と会場に呼びかけるが当然反応はない。
大河はそんな虚しさを吹き飛ばすように舞台で振舞う。
それをみて竜児は、会場の皆は拍手を送る。
結局ミスコン優勝者は大河となった。
ミスコンが終わると会長が舞台に乗り込み、ミスター福男をやると言い出す。
竜児は大河の傍に行かなくてはならないと感じた。
コンテストの種目は校内一周。竜児はひたすら走った。
竜児は他のものを掻き分け掻き分け、ゴール直前で先頭に立つ。
竜児の勝利かと思われたそのとき、後ろからみのりが!
二人は大河を迎える為に二人で手を繋ぎゴールした。
文化祭の全ての催しは終わり、後夜祭へと時を移す。
校庭にはキャンプファイヤが用意されフォークダンス会場となった。
竜児とみのりは仲直りに成功し、
大河も怒りさえあるものの凹んではいないようである。
その夜はクラスのみんなで踊り、笑い、楽しい後夜祭となった。
次回へ。
感想
今回は大河の父親登場騒動を中心にしたそれぞれの胸の葛藤を吐露する話でした。
竜児は錯覚に、間違いに気付き、みのりは嫉妬心を認め、
大河は父親の性格を許し、心配してくれた竜児、みのりに感謝する。
登場人物それぞれの心境やその成長なんかは感じられた話でした。
大河は舞台上での行動は意味判らなかったけど、
自分の所為で周りを振り回してしまったことは自覚していたようなので、
成長してるんだなあと思いました。
みのりが言っていたけど、大河は父親を悪く思われたくないって気持ち
よく判るなー。どんなにほったらかされて、適当な父親でも、
それでも大河にとっては唯一の父親なんですね。
この辺の気持ちはやはり当事者大河と父親しか判らないものがあるだろうし、
やっぱり他の人があれこれいう問題じゃないな、と思いました。
竜児は自分の間違いを素直に認めそれが挽回しようと行動に直結するところがいい。
みのりも大河を大切に思うが故の竜児と反発しちゃったんですね。
それにしてもたった一年前にも同じようなことがあったとは。
親父だけは成長しないなあw
正直ミスコンは微妙でしたね。
大河も意味判らないし、みのりの拍手には盛大に爆笑させられてしまった。
まあ別にシナリオの為のミスコンのようでしたが、
あまりにも簡単に大河優勝っていうのがちょっと萎えたかな。
大学の出来レースミスコンみたいな感じで物足りないっていうのかな。ま、いいけど。
BGMはすごいよかった。亜美の司会はよかったですけどね。
今回こんな感じで一連の謎とわだかまりを解消していくストーリーでしたが、
唯一謎が残った、というか謎ができた。北村の本意が判らんぞ!!!
なんなのだろう、彼は。主はもう彼の思い人は会長であると強く仮定していただけに
北村が大河にダンスを申し込んだのは意外な行動すぎてびっくり仰天。
親父関連の話はこれで終幕のようですね。
次回からまたそれぞれの恋の葛藤が中心の話題になりそう。
北村の行動のおかげで色々とますます気になります。
みのりは百合っこでいいんじゃないかな。
足組んでる会長いいですねw