粗筋
学校へ行くと教室は浩一と理沙子がキスをしたことで大盛り上がりだった。
浩一は祝福され、羨ましがられ、茶化され、なんとも複雑な気分に。
JUDAの寮へ帰っても同じことが繰り返され浩一は疲れ果てる。
そんな浩一を取り巻く一種のお祭り騒ぎに絵美は露骨に不快感を示していた。
絵美は、自分の乏しい人生経験からは、その気持ちの正体は何なのか判らなかった。
そんな中事件が起きる。
浩一とサトルがミーティングに出るために
社長室へ向かっていたそのとき、社長室から一発の銃声が鳴り響く。
部屋へ駆け込んだ二人が見たものは、頭から血を流している社長と
社長に銃を向けて立っている特務室室長・森次玲二の姿だった。
浩一らは全く状況が読めず森次に質問を投げかけるが、
森次は「これが室長として最後の仕事だ、戦ってもらうぞ早瀬」
とだけいうと、ヴァーダントを呼び出し、搭乗。
浩一もラインバレルを呼び出し森次との交戦が始まる!
突然すぎる出来事。叫び声をあげるサトルを筆頭にJUDAは一同騒然となる。
JUDAがパニック状態に陥っていたその最中、追い討ちをかけるように
緊急入電が入る。その報せは名実共に特自の加藤機関への寝返り。
浩一は技術と経験の差から森次に全く歯が立たず、遂には意識不明状態へ陥る。
ラインバレルも沈黙し、JUDAは、世界は窮地に立たされる。
そんな中、絵美覚醒。絵美は突如ラインバレルに乗り込むと、
システムを再起動し、切り離された腕を再接続。
ラインバレルを黒の執行者へと変化させ、森次を戦闘で圧倒する。
が、体力が続かず遂には膝をつく。
それをみた森次は、これ以上は無意味と判断しラインバレルをそこに残し飛び立つ。
次回へ。
感想
まさか森次がJUDAの裏切り者だったとは。
原作未読者にとってはかなり予想外な展開になりました。
前々回で森次がサトルの行動を評価したことから、
てっきり今後はJUDA内でいい師弟関係が結ばれるのかな、
と思っていましたからね。何のエピソードも産まぬまま
森次はいなくなってしまいました。
この反逆はサトルだけでなくJUDAにとってかなり痛手でしょう。
絵美が覚醒したからといって、能力が発揮できるのは
なんだか特殊な場合に限られそうだし、
それを除いたらアルマの戦闘能力上、主戦力はほぼ素人の浩一しか残らない。
というかそもそもJUDA、いや国、いや世界は大丈夫なのか。
なんだか各地でハンズアップしてるシーンがありましたが。
世界情勢の主導権がどのくらい加藤機関に渡ってしまったのか気になりますね。
今回森次の裏切りに物凄く驚かされましたが、
絵美の覚醒にも驚かされました。格好良すぎてかなり見入った。
「フィールド固定。カウンターナノマシン起動。
目標の行動に対し6,7,2,3,5,8ごとにリアルタイムで転送!」
うわー!!ここは鳥肌立ちました。なんかいいですよね。
わけは判らないけど兎に角それっぽい言葉が並ぶとすげーわくわくしちゃう。
その後の戦闘のラインバレルのデコレーションや戦闘シーンも
CGがハイクオリティでみててすんごいwktkの連続でした。
ただヴァーダントが軽症で済んだのがいただけないな。
もう少し重傷を負わせてなんとか逃げた、みたいなシナリオだったら
すんなり飲み込めたかもしれないけど、あの状態で森次が
とどめを刺さなかったのは不可解が故に消化不良です。
まあラインバレルの性能について何か考えがあっての行動だとは思いますが。
それにしても大きく動いたなあ。
来年への引継ぎとしては完璧じゃあないでしょうか。
気になりすぎて2009が待ち遠しいですよ。
理沙子のキスが物語のラブコメ部分を大きく動かし始めたかと思いきや、
どうやらその話題は持ち越しのようですね。
森次の反逆に比べれば浩一のファーストキスなんて些末なことさ。
で、ストーリー構成もさることながら、やはりこのアニメ声優の演技が、いい!
戦闘シーンは前々からいうように勿論なのですが、今回はここ!
「それとも訊いてほしいの?ファーストキスの感想。くっくく(文字での表現不可)」
サトルが浩一をからかったときの台詞です。
この文字での表現不可の部分の笑い声、完璧です。
みゆきちの演技最高やあ!!!
あとここ。
「がっかりだなぁ、早瀬君には・・・」
このひと言で美海さん好きになりましたwいいぞ平野、もっとやれ!
ってことでますます気になる次回14話「流れるは血、失うは涙」は一月九日放送!
誰か死にそうな感じのサブタイだ・・・。