粗筋
北村を引っ張り出すため、大河の偽選挙活動は続いていた。
北村の憂鬱の原因はやはり会長だった。
彼女は宇宙飛行士になる為、留学するらしい。
それを訊いた北村は全てを辞めてしまいたくなったそうだ。
北村は会長を心から尊敬し、そして恋をしていた。
そんないい加減な気持ちのままではいけないということを
自分でも判っていた北村は、次の日ようやっと大河からマイクを奪う。
が、立候補締め切り直前になっても北村は職員室に現れない。
竜児が教室に向かうとそこには北村が。
彼は悩んだ結果やっぱり立候補しないと決めたそうだ。
竜児は諦めたのか、呆れたのか、特に感情を持っていないようだった。
下校しようと玄関に向かう二人。そこに会長が現れる。
北村に活を入れにきたのだ。彼はその言葉に奮い立ちその足で職員室へ急行。
結局、生徒会選挙の立候補は北村のみとなり、生徒会長北村が誕生した。
万事はうまくまとまったかのように思われたが北村が体育館での挨拶で
とんでもない暴挙に出る。マイクを使い大声で(元)会長に告白したのだ。
それを訊いた狩野すみれ(元会長)は「新会長はこんな面白い奴なんだ」と
北村へ直接の返事をせず軽くいなした。
北村はショックであった。そして大河もショックだった。
間接的にフラれたのだから当然といえば当然である。
が、彼女はそんな自分の気持ち以上に、北村の真剣な告白に
真剣に応えなかったすみれの言動にかなり苛立っていた。
彼女はついに木刀を持ち出し、すみれの教室に殴りこむ・・・・。
感想
大河がまたとんでもない行動を起こしました・・・がそろそろきつい。
会長にも言われたとおり気に入らないことがあったら
暴力って姿勢はそろそろ改めてほしいです、ヒロインとして。
まあそれが魅力なんだって言われればそれまでなんですがね。
正直、理由が短絡的過ぎて大河の暴力にはなんの魅力も感じませんよ。
むしろなんでそこで木刀で殴りこみ?とかそれが北村の為なの?って感じ。
会長もいい迷惑ですね。ほとんど一方的に恨まれて、殴られて。
ま、あれのせいで留学取り消しとかgdgdしなかったのは不幸中の幸い。
北村も北村で悩みの理由が他愛ない感じでしょっぱかったなあ。
前回亜美が言ってたことまんま当て嵌まってたわけですね、鋭い。
しかも既にフラれているなら未だしも、海外留学の話を訊いただけって。
それくらい高校生にとっちゃあ大問題なのかもしれないけれど、
それでも北村のグレた理由は我儘と言わざるを得ないでしょう。
それと、髪を染め直して登校して一度は「生徒会長やるよ!」的な
雰囲気を出しにも拘らず、下校時にはまた気が変わって、
で、会長の一押しでやる気復活ってどんだけ軽いんだよ。
あの舞台で告白したのも常軌を逸した思考回路としかいいようがない。
あれだって会長にしてみればいい迷惑だろう。
辛辣なこと書きましたが、正直今回はいいところなんてほとんどなかった。
むしろガッカリさえした。
今後もし大河の暴力や我儘でストーリーが突き進むとしたら幻滅です。