「魍魎の匣」の前番組だからなんとなくって理由で見始めたワンナウツですが、
原作を知っている「魍魎の匣」よりも実は楽しみにしていたり。
情報をなんにも持たずに見たため、アカギ・カイジと同路線の作品だと
知ったときは興奮しましたね。日テレはほんと原作の選択が秀逸ですね。
OPも私の好きなPay money To my Painで嬉しかったうえ、
雰囲気抜群にマッチしてましたね。
で、wikiにあるように「今までの野球作品に対するアンチテーゼ」ってことが
やはりポイントでしょう。不良がどうのとかじゃなくてワルはワルなんだけど
あくまで頭脳をフル活用した勝負でしたし。
そして東亜のスーパーっぷりが爽快でした。
悪役に感じる美学みたいなものが一貫していたのはよかったです。
しっかしよくもまああんなにネタを創造するなあ、って思いましたね。
原作準拠以外考えられない設定、ストーリィでしたが、原作者も
制作したマッドハウスもさすがだな、って感じです。
もちろん東亜を演じた萩原含め声優全員もですが!
作画はかなり安定してましたね。東亜の調子のように乱れることはなかった。
三原監督をギャグのシンボルとして笑わせるシーンを集合させた演出もよかった。
原作でもあんな感じなのかな、これはちょっと気になる。
あの足の速いやつ(名前憶えてないw)、まあ仮称ピノとでもしておこう。
彼のチームとの連戦のところは特にギャグ色強かったかな、という印象があります。
あのへんで三原監督が東亜の犬と化しましたよね。
あと東亜の勝ちに対する執着やさりげなくチームの士気を高めてるところなんかは
見ててほっこりいい気分になりました。ツンデレだな、東亜は。とか思ってたんですが、
ツンデレとはちょっと違ってたかな。
最後の最後で明らかになりましたが、やはり彼なりに優勝する決意は固く、
その根底にあるのは児島との約束というか賭けの代償だったんですね。
本当にそれに近付けてる東亜の「周りを取り込む力」は凄いの一言です。
あと児島は全話通して小物な感じがむんむんで、むしろ出口のほうが出張ってたのですが、
まあ児島が2話で怪我覚悟で東亜との賭けに挑んだことがすべての始まりだった、
と思うと、児島よくやった、って感じですw
リカオンズナインもなかなかいいキャラばっかでしたね。
ブレインを東亜、それとαで出口と児島に絞って他はなんだか阿呆なキャラ
っていう設定のようでしたが、あの単純なアツさはなかなかいいものでした。
それとオーナーお付きのお爺ちゃんw東亜を応援する心は本物でしたね。
ガチの野球モノを期待してたらありえねーの一言で
一蹴されてしまうような作品ではあると思いますが、
そういう枠をちょっと飛び越えてしまえばかなり魅力的な作品でした。
東亜の美学に浸ってみたいので原作読んでみようかな。
あ、あと重要なの忘れてた。
「GO!GO!リカオンズ」を地味に楽しみにしてましたw
ミスの訂正とかTBSラジオとの共同企画とかなかなか頑張ってましたよね。
作中に女キャラがいない分、岡本麻純が紅一点頑張ってましたw
(もちとんビッグママは除くぞw)
最後まであの妙なフリ付けを通したこと称賛したいですね。
萩原の「えぇー・・・」っていう反応には笑わせてもらいましたがw
ぜひ機会があれば2期も見たい作品です。
話の終わり方だとちょっと望み薄かなーとは思いますが何があるか判らないし、
期待だけは持っておこうと思います。
スタッフさん、声優さん2クール御苦労さまでした!
追記ですが、蒼天航路期待してますw