粗筋
レオパルドを作った科学者フォンを頼りに宇宙へ戻る術を探る秋葉たち。
しかしフォンはそんな策はない、と断言。
そんな閉塞的な状況の中、地球人たちが悪魔と呼ぶモノが再びテラアブダクションをしかけてくる。秋葉は再び箱をかぶりフラフラと悪魔のもとへ吸い寄せられていく。
いつきたちも為す術なく秋葉を止めることしかできないが、フォンの育て上げた植物がテラアブダクションを鎮静化させる。
秋葉は助かったものの、気を失い倒れ込んでしまい、いつもの夢を見る。そして神楽に会う。少しずつネルヴァルの目的と自分たちのするべきことを明確にしていく秋葉たち。宇宙をかける少女の物語は続く。
一方カークウッドでも閉塞的な状況が続く。未だアレイダによる占拠が進行し、エミリオや真空寺はスール学園に幽閉されたまま行動を起こせない。そしてもう一人の空をかける少女の誕生がアレイダによって宣告される。その名は獅子堂ナミ。
次回へ。
感想
前回の物語の意味というか新出単語の意味を判らないまますっぽかしていたので、テラアブダクションやら悪魔やらっていうところが判らないまま進行でちょっと焦りました。
判らない点・曖昧な点
・ほのかは態度に怒っているようだが、フォンは一応見方。
・悪魔っていうあのデカいのはネルヴァルが箱に入れるため(コロニーに住まわせるため)動かしている。
・神楽と呼ばれる秋葉の夢に出てき女キャラとほのかは敵対していた?何を理由に?
・アレイダ=神楽?
・エルさんどうした?
これくらいかな。話の流れも判らないなんて、酷い有様だぜ私。
キャラと雰囲気の所為でどうしても流れでみちゃう癖がついてます。
これからはしっかり見よう。
今回注目したのは秋葉と神楽の話。
いえ、決して喫茶えにぐまがどこかの居酒屋みたいだ、ということではありません。
興味深かったのはネルヴァルの入れようとする箱の話。
神楽は箱の中は意外と悪くないかもしれない、というようなことを言っていましたね。まさに安部公房の書いた「箱男」と通じる点があります。「箱男」で箱は誘惑するものとして書かれています。常識人が生活の片隅にひっそり生活する箱男を見つけてしまうと、気にせずにはいられず、誘惑に負けてしまったものはいずれ箱をすっぽりかぶってしまう。常識人だったときは箱を馬鹿にしていたものでさえ、いざ箱をかぶって生活してみると、その生活の素晴らしさに魅惑されもう箱を脱ぐことが出来なくなる。
おそらくスタッフ陣の言いたい“箱をかぶる”ということはこれと同じなんじゃないかな、と「箱男」既読者からするとそう感じずにはいられないです。
そう考えるとおのずと導き出されるのが「苦痛のほとんどない安定した世界」VS「喜怒哀楽にまみれた自由に包まれる世界」という構図。勿論、前者はネルヴァルの推奨する世界で後者はカークウッドをはじめ所謂普通の世界です。
まあそんな推測も含めこれからも秋葉たちの活躍を見守りたいと思います。
あと馬場つつじも絶賛応援中ですw決定的にうざいキャラがいないこの宇宙かけの舞台であのイタさは貴重w
ああ、それとミンとブーもニーナに拾われてよかったね。でも人生で初めて食べたピザに感動するシーンですら広告の一貫とは・・・。この演出はスタッフの悪意を感じるw人に使われることこそ彼女らの存在意義のようですw