粗筋
驚異の、面子にとっては脅威の嶺上開花で見事±0を達成した咲に久は「次は勝つための麻雀を打ってみなさい」と進言。
「判りました」と簡単に言ってのける咲に、格の差を見せつけられたようで、周りは動揺する。
しかし咲は「勝つってトップってことですよね、でも±0じゃトップにはならないですよ?」と麻雀を打つ人が普通持ち合わせていると考えられる思考が完全に欠如している様子。
そこで久は自分の持ち点が1000点から始まると考えて打ってみなさい、と提案。
「大変そうだ・・・」咲はそう言いながらも落ち着いた様子。まるで±0のためならなんとでもなる、そう言っているようにさえ見えた。
始まった第二局、咲は東一局をダブルリーチで上がったのち、なかなか上がれず、気づけば和に33400点差と大差をつけられる。そして和に羽がはえる。
咲と和、26400点差で迎えたオーラス、誰もが咲のトップ取りや±0はもう無理だろうと考えた。しかし咲、この最終局にして今まで心の奥にしまわれていた「勝ちたい」という気持ちが芽生える!
西をまたも槓した咲は、続けてそして嶺上自模でs8(パーソウ)を引く。
それは咲はじめて役満であがった瞬間だった。嶺上開花での四暗刻。
和のリードを逆転し、トップとなったのだ。
しかし当の本人は決して勝てたとは思っていない様子。それは咲が、本当に自分が1000点スタートからだ、と思い込んでいたからである。しかし久がそれはただの提案であり、実際の麻雀ではトップである、ということを伝えると、咲は素直に喜び、周りは祝賀する。
その雰囲気に耐えられなかったのか、和は悔しさから、泣いて部室を飛び出してしまう。
それを追う咲。和に勝てたからこそ嬉しかったし楽しかったのだ、と自分の気持ちを伝える。しかし和は、麻雀が好きでもない咲に負けたのが悔しい、と咲の気持ちを受けれいない。そして、私じゃなくても全国にはもっと強い人がたくさんいる、と言い残しその場を去る。
家に帰った咲は、眠っていた雀卓のカヴァをとり、和に言われたことをしみじみ考えていると、後ろから父が「売っちまうか、雀卓」としみじみ言う。
「もうちょっとだけとっておこうよ、お母さんたち戻ってくることもきっとあるよ・・」
その言葉を訊いた父は雑誌を一冊おいて部屋を出る。
次の日、麻雀部部室には「お願いします、麻雀部に入れてくれませんか」と懇願する咲がいた。
次回へ。
感想
闘志むき出しの和にキッと睨まれてなんだか恥ずかしがってる咲が「なに赤くなってるのこの子w」って感じで可愛かったw空気読めるんだか読めないんだか、妙なぼんやり感が可愛いですね。あとスカートの短さとか、すぐ赤面する性格とか、貧乳設定とかなかなかツボです。あと太もものテカリが艶めかしくていいですwてか人生で初めて役満上がりしたときって嬉しいですよね〜。まあ咲の場合は自ら崩してたってことで、感慨の抱き方が少し違うだろうけどね。おぼろげながら覚えてます。私は字一色でした。
他のキャラはまだまだ出番がない、って感じですかね。
でも和は、咲ほどではないけどキャラ立ってきてると思います。普段物静かな女の子が勝ちに対する執着凄まじいってのはあるパターンだと思いますが、まあ外見が一部はげしく特徴的なのでw他のキャラ達は優希は特徴的な喋り方、久は場の提供と解説、京太郎は質問役、わかめはまあ面子の一人って印象かなw
麻雀って4人でやるものなのに、麻雀を題材とした作品って漫画にしてもアニメにしても結局主役は2人で、場の進行も2人の打ち具合のみっていうものが多いと思うのですが、今のとこ咲もその路線を走ってるようです。別に上記のような流れ嫌いではないですが、せっかく萌えキャラが麻雀打ってるんだから、みんな主役級の出番があるといいですね。今後に期待します。
ストーリーについては和が麻雀のギャンブル性を吹っ飛ばしてくれてますます面白くなってきたと思います。本当に従来の麻雀題材とは違った路線ですね。スポコン的気質を含み、むしろギャンブル気質はゼロですね、今のとこ。こんな純粋な麻雀の世界があったとは!っていう閃きすらも感じましたw
あと咲の家族の件。「自動卓が家の空き部屋あるってどんな家だw」とか思いましたが、なんか複雑な家庭事情があるようですね。母親はどうやらプロの雀士っぽい雰囲気です。母さん“たち”っていってたし、過去に家族で麻雀打ってたということから兄弟がいそうですが、彼もしくは彼女もどっかいってるみだいです。別居?それとも地方遠征でも行ってるの?まあそのあたりの麻雀以外の要素も楽しみにしときます。咲の様子からさほど鬱感があるような感じじゃないので少し安心かな。
演出は凄まじく派手ですね。
羽のシーンはあれ、なにを表現したかったんだw絶チルを感じさせてくれました。他にも牌やら卓やら光りすぎてすごいことになってます。まあそれが麻雀を知らない人にも「すごいことが起きている」っていうのを伝えるための手段だとも思うので、きっと萌えと麻雀を両立させるためには欠かせない武器なんでしょう。
それとやはりテンポがいいですね。
さて、咲はこれから妙な意識をせず、勝ちを狙った打ち方が出来るようになるんでしょうか。次回予告もなんか咲が百合っ子を発揮してるし、色々と次回も楽しみです。