【アニメ】咲−Ｓａｋｉ− ３話「対立」【感想】

メン清嶺上開花に国士の聴牌ってすげえなしかしｗ

これは可哀想な対比だ。
　
　
　　

　
　
　　

　
　　
粗筋



世界での麻雀人口が数億人と、未曾有の拡大を見せる麻雀。
その世界の熱は日本中に伝播し、そして全国高校生大会が開かれるほどになった。


咲が麻雀部に入部して１週間が経った。勝つことの楽しさを知り、家族以外の人と打つことの楽しさを知った咲は、毎日部室に顔を出す。しかし、ほとんどの場合、和は咲に対して素気なく、咲はそのことが少し気になっていた。


一方、もともと勝つことに対しての執着や、プライドの高い和は咲を強く意識するようになった。何度やっても狙って±０を出すことは難しい。咲の持つポテンシャルや技術に嫉妬心さえ抱き、そんな態度が取材に応じた際に自然と出てしまうほどだった。



そんなある日、事件は起きる。部長と副部長が清澄高校初参加となる高校麻雀大会県予選の抽選会に出かけていて不在時の出来事だった。咲と和がトップ争い、優希と京太郎が３・４位と負け続け、優希が巫山戯て「もう駄目だ」という。“みんなに麻雀を楽しんでもらいたい”初めて麻雀を打つことの喜びを知ったばかりの咲は、そんな優希をみて手を抜いた麻雀をする。





傍観者がいなかったおかげか、咲の手抜きには和しか気付かない。しかし、和は咲の打ち方に不満を抱き怒って部室を出て行ってしまう。追いかける咲。








「優希はそんなに弱い子じゃない、友達を侮辱された気がして心外」と咲に対して文句をいう和。「今の打ち方を続けるというのなら、退部して頂けませんか」とまでいう和は本気で怒っているようだ。

「みんなにも楽しんでもらいたくて・・・」と心中を打ち明ける咲。だが和は「あなたが手を抜いたら私は楽しくありません、私も楽しませてください！」と自身も本音を放つ。



その大胆な一言が二人の間にあった壁を砕いた。



その後、咲の姉が全国でも有数の雀士であり、そしてその姉と咲は現在不仲、しかも姉は母と一緒に違う家で暮らしていることを訊いた和は「あなたにも色々あるんですね」と今まで一方的な価値観で咲を批判的に見ていたことを考え直そうとする。

咲もまた、和の高い志に影響され、全国大会を目指したいと思うようになる。それは全国まで行けば姉に会って麻雀で語らうことができるかもしれないという考えや、和となら一緒に戦っていける、そんな思いもあったかもしれない。


咲の芽生えたばかりの野望を訊いた和は「じゃあもう手加減とかなしですよ？」と咲と完全に和解。二人はこれから良き仲間として、良きライバルとして猛者の集う高校生大会に挑むことになる。





次回へ。





感想




ＧＯＮＺＯが気合入れ過ぎな件。さすが第五スタジオってことなのか？作画の安定度が「シャングリ・ラ」と格段に違う。本作の水準が高いのは勿論嬉しいが、「シャングリ・ラ」のほうももう少しなんとかして欲しいんだが。まあ「シャングリ・ラ」のほうが格段にキャラが動くことには違いないのだけど・・・。








さて、本題ですが、アバンでいきなりの舞台背景説明には面喰いましたｗ私の在籍した高校になかっただけで、麻雀部ってあるところにはあるもんだと思ってたので、今回からは視聴する視点が根底から覆されましたｗ




今回見てて一番思ったのは百合度の上昇ですｗ積極的なのは咲だけかと思いきや、和もなかなか爆弾発言してくれますね！咲はあの世界では“容姿に取り柄がない”キャラのようですが、どこからどうみても美少女の百合百合パラダイスですよ！興奮しますね〜。


和が腹を立て、咲の弁解、そしてそれが一種の価値観の違いであったことに気付いた和。この流れが非常にスムーズ且つ、良い意味でいやらしく描かれていましたね。あの雰囲気は芽生えたのは友情ではないでしょうｗ和がちょっと斜め下を向き、上目使いで指切りげんまんの指を出したシーンは興奮度ＭＡＸでした、あれはやばい。私の中では、早くも今期アニメ名シーンにランクインしそうだｗ二人の関係の進展に目が離せませんね。



今回関係性がグっと高まったのは上記の二人でしたが、なんの前触れもなく妙な関係性が“発覚”した二人もいましたねｗはい、勿論京太郎と優希です。「ダーリン♪」ってなんだｗ
これも突発すぎて驚かされました。だいたい、この手のアニメで優希のポジションだったら恋愛要素に絡んでこないのが常だと思うんですが、法則が覆されました。いや、あれも優希のギャグの一部なのかもしれませんがｗ京太郎ははっきり断ってたけど、この二人もどうなるのか気になるかも。




今回はストーリー全般が少しシリアスというかホンキというか真面目な内容でした。こと咲と和の関係性を築くというところはかなり丁寧に作られてましたね。最後はまあ百合っぽくオチをつけたといえますが、その前段階の「向上へのこだわり故、反発する和」と「咲のこれまでの特殊な家庭事情に基づく偏った価値観」みたいなものは非常にうまく自然な感じで描かれていたと思います。違和感がなかった。勿論咲が８割くらい悪いとは思うけど、彼女の家は特殊環境すぎるからやむを得なかったんだなあ、みたいな気持ちに思わずなっちゃいました。勝負事に熱くなれる人、なれない人っていうのはどこの世界にもいるもんですからね。でも麻雀部に入ったのならば、本気でやれよ、みたいな気持ちが和にはあったはずで、その熱を無理のない展開で収めた今回のシナリオは見てて気持ち良かった。



で、そんな真面目な雰囲気が強かった今回ですが、唯一阿呆なシーンがありました。強豪校の登場シーンなんとかしろｗテニプリよろしく出るわ出るわ特色満載キャラｗ優希の特色が先行型ってだけな時点で、あんなにもたくさんのキャラ出たら捌ききれないだろうｗライバル校と強豪校くらいでよかったのに。たぶんジャガーみたいに見えないところで負けるか、清澄高校の咬ませ犬に使われるんだろうなｗ


まあ、とりあえず思ったのは何故前年度中学大会覇者の和が今年初参加の高校に入ったのか、ってところですよね。父親も厳しい言葉を和にかけていたし、和も和で複雑な環境にいるのかもしれません。一人で考え込んでしまいそうな性格なだけに、そんな悩みを咲が隣で訊いてあげる的なシーンに期待してます。ということで次回も期待！








そういえば優希は“タコがつくもの”は何でも美味いって言ってたけど、半分同意。“タコが入ってるもの”は何でも上手い！