【アニメ】咲−Ｓａｋｉ− ９話「開眼」【感想】

アニメキャラにこう言うのはなんだけど、肌が綺麗。

　






感想


優希が試合に臨むにあたってもっとも大切にしているもの、それはタコスだった。タコスこそが彼女のエネルギー源となり、彼女の麻雀にパワーと潤いをもたらす。しかし何を勘違いしたか龍門渕先鋒の潤は勝手にそれを食べてしまう。風越女子キャプテンは女神のような優しさで優希にタコさんウインナーを差し出すが、優希の調子は上がらない。決勝戦は半荘ニ回によって行われる。前半の半荘、トップは龍門渕でそれに風越女子が続く展開。

休憩中、京太郎が買ってきてくれたタコスを食べ、優希はいよいよ本調子と思われたが全国への壁は厚く、またしても龍門渕先鋒の前に本来の調子を出せない。そんなとき女神は開眼した。


優希に鳴いてくれと言わんばかりの打牌。彼女のアシストのおかげで優希は決勝始まって初の和了。連荘で一気に巻き返しを！　優希がそう考えたとき女神の「自模」の声。場の誰もが気付くのが遅かった。

そう高い手ではないものの女神は連荘で、前半２位に甘んじていた順位をトップにのし上げる。気づけば女神こと福路美穂子以外１０万点割れという一人勝ちの結果に。決勝戦先鋒、幸先のいいスタートを切ったのは前年度の屈辱に燃える風越女子だった。




次回へ。











粗筋





優希のタコスへの執着心が半端ないですね。こんなにもタコスを愛しているとは。メキシコ人も喜んでいるに違いない。しかしあの明日のジョーみたいな頭した女はいけ好かないやつだ。お前のファンじゃねーよ！　なに勝手に食ってんだよ！　そもそもお前みたいに如何にもな俺っ子はお呼びじゃねーんだ！　何分か前に最高の俺っこがテレビ出てんだよ！　と純をボロ糞に言ってみましたが、どうやら優希が調子よく和了を重ねられないのはタコスを食べられなかったからではなく、実力の問題がほとんどだった、と。それだけ決勝のレヴェルは高い。これはいい設定ですね。前回の和の話を振り返ってみれば、優希も全国大会には行けなかったのだから、まあその腕前は推して知るべし。いくら東場に強いという特性を持っていても、卓を囲む面子２人が強敵すぎる。一人は準決勝で一人で１０万点削ったおとこ女。片やもう一人は名門のキャプテン。人生最高の大舞台で、そうやすやす勝てるわけもないっていうのが厳しい現実。







そんな強敵の一人、龍門渕の井上純ですら咬ませ犬として扱ってしまわれる美穂子様、素敵でございました。優希のピックアップが終始続いていましたので、美穂子様はどこで頭角現すのでございましょうか、と尺的に恐縮ながら心配させていただいたのですが、なんとも名前に見合った地味な凄技を遺憾なく発揮されておられました。最初から目を開けていらっしゃれば、もっと苦労なく戦えたのでは？と些か疑問ではありますが、あくまで敵は龍門渕。純を泳がせて搾り取るための配慮だったのですね。それに開眼することでオーラが駄々漏れし、雰囲気を純に気取られてしまうのを防ぐため、ということでもあったよう思えます。いやはや美穂子様、御上手です。しかし私が美穂子様にもっとも心惹かれたのは麻雀以外のことなのです。なんとお優しい美穂子様。敵味方関係なく降り注がれるその優しさこそ最大の魅力でございました。

それに特徴的なオッドアイ、非常に愛らしくその微笑みに私は心底癒されました。私のような有象無象の下等生物が、こうやって女神と紛うことなき神々しさを放たれる美穂子様に対して感想を述べることは、本来許されざる行為でありますが、きっと美穂子様は許してくださるのでしょうね。なんと優しき美穂子様！　ああ、ジーザス！




さて、そんなこんなで終わった決勝戦先鋒の戦い。単純に考えればあと一か月ぶっ続けで試合なわけだ。大詰めの和、咲あたりになったら１半荘に１話使うかもしれない。これはダレるｗ　予測できる息抜きとしては休憩時間に１話使うことくらいだが、色々弊害ありそう。でもどっかでギャグ系入れないと作品柄ファンが減りそうな気さえする。なんにせよＧＯＮＺＯの奮闘に期待しよう。


で、仕方のないことなんだけど、まあ咲の台詞減るよね。この辺りの物足りなさをこの先何週か抱えないといけないってのはちょっと寂しいけど、まあ今回のキャプテンのように他にもいいキャラが出てきてくれればいいな。



新しいキャラといえば、衣が満を持して開眼しました(寝起き的な意味で)。予想してたキャラと正反対といってもいいくらい予想外でびっくり。まあ咲のライバル的ポジションになるキャラなんだろうから、設定的に張り合いないと厳しいだろうしね。咲がほわーんとしてて衣もほわーんとしてたらアツい展開にならなさそうだし。とりあえず本作には雰囲気を読むという本来類稀であるべき能力が跋扈しており、衣もそのひとりのよう。その凄まじさは遠く離れ(ているのか知らんけど)た咲にもビシィ！と伝わるほど。彼女は人間を有象無象の下等生物と言い切るあたり、自分が何か特別な存在であることは自覚しているらしい。やはりニュータイプか。



てか、優希の中の人には「犬」って言わせなきゃいけないっていう契約でもあるのかな。犬って言わせておいて優希にしっぽ生やす意味も判らないし、あのシーンであの発言の必要性はなかったような気がするんだが。タコスを愛す呪われた血族〜みたいなくだりは面白かったんだけどな。「メキシコの人にあやまれよ、お前」って京太郎の台詞がそこかよって感じで。あの場面こそが本来の優希のノリだったのでちょっと安心もした。アバンから真剣だったり振り込んで凹んだりと、ややしおらしい表情が優希らしくなかっただけに見てるこっちまで不安になっちゃったからね。まあなんにせよ８万台まで戻したし、巻き返しは任せとけと言える面子揃ってるから次回からは優希はもっとはしゃいでほしいな。



さて、次回は２回戦？誰がメインの話になるのか楽しみです。

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Comments

福路キャプテンの聖母ぶりは、作画も声もすばらしかったですね。作画はご指摘のように輝くばかりの玉の肌というのが伝わってきたと思います
堀江さんの「あらあら」は、何だか忘れましたが、別作品でも聞いた気がします。そういうキャラの印象があるせいかとも思います。最近は見ない気がしますが、こういうキャラは得意分野ですよね。井上、田中、大原と、これが定番セリフになっている声優さんが何人かいらっしゃいますが、負けていませんね。上記4氏の「あらあら」はイントネーションがきつい「いかにも」な印象がありますが、今回の堀江さんは抑制のきいた感じで、実は何を考えているかわからないという堀江キャラらしい（笑）感じがよく出ていたと思います
それにしても、本当に「強くてかわいい」キャラがお好きなんですね。そういえば今目の前にバンブレのバナーが（笑）あっちはこういう聖母キャラというのはちょっと思いつきませんが…
それでは失礼します

Posted by westernblack at 2009年06月02日 03:09

westernblackさん、こんばんは！
＞輝くばかりの玉の肌というのが伝わってきたと思います
ほんと、キレイですよね。髪の色が薄いせいか、西洋的な美しさを感じるのですが、性格・言動はなんとなく和風、なギャップがいいです。聖母。そうですね、まさに聖母です。彼女の他人に対する優しさがホンモノなのも好印象です。試合は戦いなので別として、無駄に腹黒設定とかなくてよかった。

westernblackさんの「あらあら」に対する研究心に関心しました。
私は「あらあら」に関してそんなに考えたことなかったので、
＞上記4氏の「あらあら」はイントネーションがきつい「いかにも」な印象がありますが、
とか妙に「お〜そういえばそうだ！」と納得してしまいました。堀江さんの「あらあら」はゼロ魔のシエスタですかね？　なんとなく聴いたことあるような、ないような。今期は日曜の堀江さんに個人的に嵌ってます。「夏のあらし！」の加奈子の毒々しい演技も素晴らしい！　ちなみに井上さん、田中さん、大原さんの「あらあら」はもうすぐに想像つきましたｗ
＞それにしても、本当に「強くてかわいい」キャラがお好きなんですね。
あんまり自分の好きなキャラのタイプについて考察したことがないので、なんとも言い切れませんが、確かに「強くてかわいい」キャラは好きなようですｗ　誰もが頼ってしまいたくなるようなヒーロー的な性格を持ち合わせたキャラは私の中でかなり魅力的ですね。
ちなみにバンブレはタマちゃんがたまらんのです。７話で見せた小手抜き片手面が、中の人の演技も含めて格好よすぎてときめいちゃいました。

Posted by 主＠QUATTROism at 2009年06月02日 21:38