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2009年06月25日

【アニメ】クイーンズブレイド～流浪の戦士～　最終総括【感想】

次回予告の面白さは兎に角一級品！

　　　

原作とかなんにも知らなくて、公式みた限りデザがあまり好きになれないかもって感じを受けたんですが、まさにエンタテインメントって感じのアニメで毎週楽しかった。兎に角、視覚的にも聴覚的にもかなり刺激が強い。注目すべきは、まあこれでもかってくらい露出したエロだったとは思うんだけど、あれほどは想像してなかった。もうあんなにも好き勝手やってくれるとエロがまったくエロくなくて、飛び抜けたギャグとして効果的だったんじゃないかなと。それとほんとに何も知らないまま見始めて、まあ驚いたよ声優の豪華さに。特にメローナとナナエルさんの中の人お二方のキャラには久々に嵌った。釘宮さんのほうはラジオでもいってましたが、ボクっこ悪魔という妙役に不慣れを感じたようだけど、私的にはかなりの嵌り役。それとナナエルさんの雰囲気的に浮いた阿呆の子ぷりは本当に最高だった。

ストーリーはクイーンズブレイドっていうイベントがあったにせよ、１期ではレイナの家出がメインで(ナナエルさんがちゃんと仕事しなかったから)、お嬢様から戦士への成長というまあありがちなもの。個人的にレイナは別にどうでもよくて、サブキャラのサブストーリーが楽しかった。特に７話ナナエルさんメインの回は飛びぬけて面白かった。

これだけたくさんのキャラが出てきたんで、勿論楽しみ方がたくさんあるのは間違いない。現に私だってナナエルさん、メローナが出てくれるだけで相当楽しかったし。でもまあレイナはよくいえば正当な主人公、悪く言えば個性不足でつまらんキャラだったかな～と。序盤はまあ世間知らずな感じがストーリーにあっていたし、如何にも成長前って感じだったからよかったんですが、クローデットを倒したあたりは頂けなかった。レイナの成長日記だったのは確かなんだけど、なにぶん毎回出てくる他キャラのサイドストーリーに尺を割いたってのもあって、急に強くなってしまった感は否めない。真面目で世間知らずっていう性格も他キャラの濃さには到底かなわないし、それでいて強いってのはなんだかね。ナナエルさんも愚痴ってたけど主人公補正どんだけだとｗ　でもまあ一人だけ遅れていたレイナがとりあえず成長したってことで２期は主人公交代を希望。というか主人公という枠を廃して、出番機会均等法を適用して欲しいところ。

で、そんな真面目なレイナが主人公であることや、クイーンズブレイドの壮大さも相俟ってストーリーは結構ガチなんですよね。それぞれ戦士は真剣にクイーンズブレイドを目指しているし、クローデットは真剣にレイナを家に帰そうとしている。そこで浮くのがナナエルさん。いやナナエルさんも真剣に天使の職務を果たそうとしているようですけど。なんにせよ根が不真面目すぎるｗ　どうしてもエロを前面に出した演出が目立ったことで、傍から見たらどう見たって阿呆なアニメなわけで、それを真剣に演じているキャラになにかギャップを感じるのは当然だろう。そのギャップを埋めるのがまさにナナエルさんであった気がする。いってみればどのキャラよりも人間くさかった。台詞がキーキー五月蠅いところや、上司にビビったり媚びたりするところ、毎回の次回予告で愚痴を垂れるところは、彼女の嫌悪するメスザルそのものｗ　最終回では珍しくいい仕事をしたってことで天界に帰ったとかなんとかですが、まあ戻ってくるだろうｗ　２期ではナナ＆ハチのコンビ復活を期待してます。それとメローナの復活にも期待したい。まじで色々とツボったキャラだった。「君～」って言われたい。やっぱり釘+ピンク髪は正義なのか。最終回のモノマネ劇場とかあんだけ暴れておいて、カトレアの息子役が釘宮さんていう配役の妙も笑えた。