【アニメ】化物語 ２話「ひたぎクラブ 其の貳」【感想】

文房具が本当に好きなんだね。

　　　　　






粗筋

ひたぎたちはシャワーを浴びて綺麗な服を着て、体を清めてから深夜１時にもう一度集合した。
そして、ひたぎの重みを取り返すため儀式が始まる。




感想


ライトな百鬼夜行という印象。かなり淡々とした描写で、思いのほか盛り上がりもなくスムーズにひたぎ編終結、でいいのかな？　あれ、もう終わりかって感じ。画のほうは更に動かなくなった。画面がかなり激しく移り変わり、淡々とした展開の演出に拍車をかけていたように思う。登場人物は兎に角喋る。ひたぎの部屋でのシーンは文章のほうが面白味を感じられたかもしれない。こういう会話をきっかけにキャラの個性を知り引き込まれるものと思うが、残念ながら今回はそのようなことはなく、よく喋るなあとだけ思った。「お前は未来から来た人なのか？」って台詞はチョイスがちょっと面白かった。未来人でいいじゃん、とツッコミたくなるのはハルヒに影響されすぎか。ひたぎは夢野先生が好きらしく、私もなかなか好物なのでそこには好感を抱いた。部屋の書架にドクラマグラと死後の恋があったのは確認できた。この２作は確かに面白い。


儀式が始まってからは実写を使ったカットが目立ち、ホラー的な怖さがあった。ＢＧＭが金田一みたいだったし。阿良々木の回想シーンでの動きの無さは少々アニメとして見応えに欠けたが、台詞先行故のあっさり感は作風として悪くない。重みを取り戻したひたぎはかなり素直な女の子になったようだけど、あれは演技だったりするんだろうか。個人的に、特にキャラに思い入れを抱くことなく一つの章が終わってしまったようだが、そのへんは今後に期待したい。それと次回予告ＢＧＭのギターが爽やかでいいね。