感想
期待したアルファルドの活躍は、残念ながら株に気をとられ今回はお預け。「物事には順序がというものがある」と彼女が言うように、彼女の出番にはまだ順序が整っていない様子。経済に精通していることは設定として知っていたが、書類を眺め淡々と支持を出す冷静さは前回最後の狂気的な微笑みからすると、少し意外だった、が悪くない。シャムが「目的でなく個人の欲望を持ったのなら、お前は無敵だ」と言うのは、この冷静さこそが彼女の唯一の欠点であることを言っているのかもしれない。“個人の欲望を持てば無敵”というのは狂気的覚醒こそ強者になりうるといっているように思える。その点はロスのとある組織に所属する暗殺者たちとはストーリーとして求める進行方向が逆で興味深い。いずれ待ち受けるであろうアルファルドの覚醒には大いに期待したい。
対してカナンは夏目が「頭でモノを考えるタイプじゃなさそう」と評価するあたり感性で動くタイプのよう。確かに発言が断片的でなにを考えているのかは掴みづらいし、共感覚者ということで感覚には優れているというのは間違いないだろう。「やっぱり狙われているのかな」といったのは多分マリアのことだろうと思う。何からそんな気配を感じたのか具体的には判らないが、共感覚者ならではの能力なのかもしれない。感覚に優れているからといってぶっとんでいるかと言われればそうでもなく、今回の戦闘も友達マリアを助けるためという目的からして人間味はけっこうある。だからといって「本当は人殺しなんかしたくないんだ・・・」みたいな性格でもなさそう。若干浮世離れした感じはあるが、マリアのいうとおり“普通の子”という性格も多分に含んでいる気配。
むしろいまのところイカれた描写がいちばん多いのはマリア。傍観者的な立場のキャラかと思っていたが、今回から蛇に狙われたことや元UAウイルス感染者ということを鑑みればストーリーにかなり深く介入してきそうな様子。「穴があいちゃってたんで毛糸を詰めてみました〜」どんな目的だというんだ・・・あの綾取りの糸は大切にされているかといえばそうでもない扱いなのが面白い。とにかくツッコミどころが多く、馬鹿なノリも愛嬌があって可愛い。キャラの性格がはっきりと判らない序盤で、馬鹿ということだけははっきりと判るマリアのようなキャラに人気が出るのは世の常で、作品的にもイントロダクションには欠かせないキャラ。蛇に睨まれた現在とUA感染の過去をどうストーリーに組み込ませるかで魅力はさらに増してくるに違いない。
ストーリーはまだ導入部で各組織、各キャラの目的がまだよく判らないが、魅力は充分。アンブルームというのはUA感染者かと思ったけど、組織なのかな。爺さんを連れていた少年がオズの声に聞こえまさか皆川さん二役? と思ったがキャスト的に違う気がしないでもない、が、正直キャストを見ただけでは誰が誰なのかちょっと判らない。あと今回、マリアと共鳴し愉快な逃亡に一役買ったタクシードライバーにオカマ補正がかかってしまうのは今期は仕方ない、がドルヲタってのも酷い設定だw 愉快な面子で言えばユンユンってこんなに巨乳だった・・・? いや中の人に限ってそんなことはとまさに目を疑ったが、やはり仕込んでいたのかw それとリャンチーの着メロが意外にもファンシーでちょっと萌えた。
作画・展開・キャラすべて申し分ない。来週も期待しチャイナチャイ!
砂糖を固めたものですよ
428でその詳細が語られていますね
「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の管理人のピッコロでございます。
記事とは関係のないコメントで大変失礼いたします。
最初に、「今期終了アニメ評価をしてみないかい?4」の企画に参加して頂きありがとうございました。現在、当ブログでは最終集計結果の発表を行っておりますので、一度見て頂けると嬉しいです。
そして今回も、「今期終了アニメの評価をしてみないかい?5」と題しましてアニメ評価企画を立ち上げました。また、この企画に賛同して頂けるのであれば是非ご参加くださいませ。
詳しい投票方法等については以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓
http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51269734.html
宣伝大変失礼いたしました。どうか今後ともよろしくお願いいたします。
原作は秋にでるPSP版でやってみたいと思っています。
咥えている筒砂糖がMGSでいうスネークの煙草が赤外線を見破るみたいに役に立つなんてことはあるのでしょうか。それとも共感覚者には糖分が不可欠とかそういう意味で咥えてるのでしょうか。原作では詳細が語られたとのことなので、そのあたりの話にも期待したいです。教えていただきありがとうございました。