【アニメ】化物語 ５話「まよいマイマイ 其ノ参」【感想】

この笑顔に騙されてはいけない！
　　　　　
　　　　





粗筋

八九寺真宵は既に死んでいる。家に帰りたくないという意志を持つ人間にだけ見える怪異。妹と喧嘩して家に帰りたくない阿良々木には見え、戦場ヶ原には見えない。


感想

中身の薄い会話が多いせいか、展開が動いたら動いたでものすごく急展開な気がする。ひたぎの阿良々木ラブのことです。阿良々木もとまどっていたから本当に急展開なのかもしれないけど、終わりよければすべてよし的に強引にまとめたような気がしないでもない。でもまあいいんじゃないというのが本音。ひたぎは結構気に入りはじめているキャラだけに阿良々木に惹かれるのはちょっと残念ではあるのですが。真宵編３話目でまだ小学生女子と取っ組み合いしてるような男だよ、阿良々木は。それがじゃれ合いなのか彼なりのコミュニケーション術なのかは知らないけど、１度目でさえどうかと思ったのに、３度目ともなると結構きつい。そんな巫山戯あいをしていたと思ったら急に妹との不和を小学生女子に相談し出すし。伏線込みなのは判るけど、ほんと器ちいさいなと。そんな彼が中心の真宵との会話にはやっぱり魅力を感じられません。決して不要な場面と思わないです。短い尺の中でお涙頂戴な結末にするには不可欠な場面だと思います、が、なにぶん内容がつまらないせいで無意味な場面に感じてしまう。やっぱり少なくとも場に３人はいてほしいかな。阿良々木の穴埋めとして。

真宵編は今回で終わったわけですが、真宵の涙と昇格、ひたぎの告白と笑顔に騙されちゃいけないとふと思ってしまった。実際Ａはつまらなかったし、阿良々木が急に感傷的になって声を荒げたのも急すぎて理解したくない叫びだった。おひとよしも度が過ぎると・・・って今ヒナギクが言ってましたがまさにそれ。でもひたぎの解決編ともいうべく語りは緊迫感が演出されていてよかったですね。大した怪異ではないと断言しながらも演出の効果でちょっとハラハラさせられたのは気持ちのいい“してやられた感”でした。最後も真宵の「うろついているかもしれないんで〜」みたいな台詞は本作に相応しいライトさを備えてて気持ちのいい終わり方だったと思います。

次回からは沢城さん登場でしょうか。キャスト的には一番楽しみです。

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