
粗筋
一同、部長からの御褒美でいざプールへ。
感想
今回はまさに息休めのプール回。まずプールである必要が全くないっていうどうでもよさ。発起人である久にさえ「なんとなく」と言わせるシナリオのチープさは半端ない。ですが、この商売見え透いた感じが如何にもGONZO作品っぽくっていいです。ただ安易なサービス回だったものの、照の影をチラつかせたり、龍門渕の去年の回想を入れたりとストーリー的要素も多分に含んでいたためサービスは弱め。けれどまあ個人的にはこれくらいの内容のほうが引かなくて済むし気分よく見るには頃合かなと思います。本作は麻雀打ってたってそれなりにエロサービスっぽい内容を含むし。ただ唯一甚だしく残念なのは咲の水着が微妙なところ。スク水要員が優希で確保されているため、スク水なのか普通の水着なのかなんとも中途半端な水着姿。出来ればネーム入りのスク水姿を見たかった。それとドジっこ属性があまり活かされない話だったこともちょっと物足りなさが。泳げない設定も悪くはないけど、膝下水位のプールで怖がるのはちょっと強引だったかな。
そんなこんなであんまりプールの印象はなく、一番目立ったのは龍門渕面々だったなあと思います。清澄は別として風越と鶴賀に比べたら龍門渕の扱いはやはりVIP。過去エピも含め個人戦への抱負は、団体戦であれだけのスーパー面子を擁しておきながら清澄に負けてしまった、というところのフォローというのもあると思います。龍門渕面子は大好きなのでVIPな扱いには嬉しかったんですが、咲の水着以上に衣が個人戦に出ないのが残念すぎますね。おそらく“生まれ変わった衣”を描くことがアニメスタッフ独断では難しいとの判断でこういった措置を取ったのだと思いますが、そこをなんとか・・・って感じです。そもそも団体戦は何人通るんでしょう。視聴者的にもスタッフ的にも通って欲しいキャラは多いだろうから選別が大変ですね。まあ団体戦がメインの作品だと思うので巧く省略してまとめてくれることを祈ります。
そして20話にしてついに顔見せした宮永照。咲の美化された思い出とは程遠い冷たさを持ち合わせたキャラのようです。ゾクっとさせられるほど高みからの声がかなり怖い。中原さんがこの手のキャラを演じるとホント迫力ありますね。個人戦次第ではありますが、しかし1期で咲と再会させるには尺が足りなさそうです。個人的には1期で個人の県予選を終え「私たちの全国はこれからだ!」→2期へ、が理想なのであまり無茶な展開に展開にならないことを願います。

- アーティスト: 宮永咲(植田佳奈),原村和(小清水亜美),片岡優希(釘宮理恵),染谷まこ(白石涼子),竹井久(伊藤静),畑亜貴,虹音,安藤高弘
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2009/05/27
- メディア: CD