2009年08月21日

【アニメ】Phantom〜Requiem for the Phantom〜21話「憤怒」【感想】

ハッピーエンドを諦めない!
phantom21.jpg




粗筋

インフェルノの勢力は梧桐組を中心に日本にも確実に拡大しつつあった。
キャルの生存を、暗殺者として成長したことを知った玲二はエレンに過去のことを告げる。

次回へ。


感想

OPオモシロスギ。てかいきなりジャンジャカ始まるのは深夜の精神的によくないです、びっくりします。寝起きエレンの可愛さ異常、欠伸したときの玲二の不細工さも異常。本編もだいぶ作品の色が変わったような印象を未だ慣れぬ学園描写から受けましたが、今回はリズィ、サイス、志賀となんだか懐かしくさえあるインフェルノの面々登場で充実してました。

リズィ「ここは日本だぞ・・・!」

マ   ジ   デ   !


キャル単身ではなく、インフェルノのメンバーが日本上陸ってことで、いよいよな感じがしてきましたね。音は特に派手な銃撃戦、当たらぬ弾、キメポーズ、どれをとってもやっぱり真下監督アニメでした。キャル戦闘用なのかな、BGMの鍵盤がすこぶるかっこいい。サントラvol2に期待です。

そんなBGMに包まれて舞う激しく成長したキャル、いやドライ。殺した相手に「次に生まれてくるときはちったあ仕事選びな」ともっともな台詞。やや憂いのある口調でしたが、この台詞の裏にキャルはどんなことを思っているんでしょうね。暗殺者になった自分を後悔しているのか、お前アタシみたいにセンスないんだから仕事選べよ的な感じなのか。OPの映像を見る限り、キャルは暗殺者になったもののまだ2年前の純粋そのものの心が残っているんだと思います。子連れ親子の為にエレベーター抑えるところとか2年前のキャルと照らし合わせると泣けるほどいいシーン。そんなキャルを曲がりなりにも暗殺者の道に進ませてしまった玲二に勿論責任はありますが、いま彼が責任を感じるべきところはそこじゃない気がします。というかキャルとの再会にちょっとは喜びの感情が持てないのかと。確かにいきなりの発砲や敵意むき出しの対面、それに裏にインフェルノの影がちらついていたらそりゃ玲二だって諸手挙げて喜ぶってわけにはいかないだろうし、成長したキャルに幻滅したっていう説は抜きにしても、エレンと2年も一緒に生活して骨抜きにされたっていうのも判らなくもない・・・けど、それでも玲二にとってはもうキャルが敵でしかない、という事実が悲しすぎますね。あれだけいい雰囲気で生活していたというのに。ああほんと悲しい。3部の本編だけならたぶんこんな悲しくならなかったと思いますが、OPであんだけ良心の塊なキャルを見せつけられちゃあ思い出さずにはいられない、キャルの純真さ。色んな意味でナンセンスなOPですね・・・。

で、気になるのはキャルは玲二をどう憎んでいるのか、ですね。懐中時計をまだ持っているのはあれを玲二への憎しみの糧としている、とかそんな感じなんでしょうか。はたしてキャルの憎しみはたんに捨てられた、裏切られたの類なんでしょうか。個人的にはサイスによるからくりがあって欲しい、そうでなきゃ勘違いで裏切ってしまった玲二が報われないし、それを恨んでいるキャルの憎しみも虚しすぎます。というか視聴者的には憎しみの対象をサイスだけに集約して欲しい。

そんな最悪変態なサイス。先週のラジオで一伸さんがゲストできましたが、たびたび出るサイスヴォイスに爆笑させられました。中の人も言うようにサイスは徹頭徹尾悪党でほんと本作には欠かせないキャラですよね。そういった意味で個人的にサイスはどうしても嫌いになれないキャラでもあります。なんというか本作の負の要素を一手に引き受け、こんなにも下劣なことをしてまで個人的美学にこだわるサイスの研究者根性は凄まじいなと。仮にも私が男だからなのか、それとも変態の素質があるからなのか判りませんが、サイスの「究極の兵器作り」に燃える心には共感するところもあります。で、今回の日本上陸はまだしも学園侵入には大いに笑いました。お前何してんだよと。なんでそんな父親面してんだよと。もう最高のネチネチ具合でした。強いて要求するならば、冒頭ミッションでリズィに言った台詞を「日本でもアメリカでも同じですよ、人の命の“軽さ”は」にして欲しかったかな。

それと今となっては忌み嫌っていたはずの蛇野郎と組んでいるリズィ。クロウの一件があったからか仲間の安否を気遣うシーンに力入ってる気がしました。リズィのいいやつ、な感じは相変わらずって感じですかね。なんか出て来てくれるだけで頼れるキャラです。ただ仁義を貫くが故に玲二と対面しても容赦なく敵として対峙するでしょう。なんとか死なずに最後を迎えられるといいですが。


さて来週、ついにエレンとキャルが対決。玲二もどうやら辛い決断に迫られそうな雰囲気。まさか来週でエレンorキャルが退場ってことは・・・ないよね? 




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コメント投稿
サイスのセリフは「人の命の重量は」という意味でしょうね。そう見ると、人を純粋に「研究用のサンプル」としか見ていない彼らしいセリフという気がします。彼は元KGBの研究者という設定と、他所様で拝見しました。それと、「兵器作りに徹する」というお言葉を拝見すると、朝日新聞で連載していた旧ソ連の銃設計者カラシニコフの伝記を思い出します。「最も効率よく戦闘を遂行する銃を作れ」という国家のオーダーに忠実に対応したという彼。「世界で最も多くの人を殺した銃」「それ自体が紛争を助長した」と世界中で非難され、そのことを知りながら、何ら自責の念を感じないというところには、サイスと共通するものを感じます
OPのキャル、典型的なヤンキーガールですね(笑)映画などを見ていると個人差があるのだろうと思いますが、私が学生時代に会った欧米からの留学生の女性は日本人と比べると例外なくオープンだったのが印象的です。また、本で読むと欧米では「困っている人に親切に」という教育が日本よりも行き届いているようで、実際に会った彼女らのふるまいの端々にもそれが感じられたのが印象的ですね。おっしゃる通り、そうした人間性も残しているのが今のキャルという描写なのだろうと思います。「憎悪の助長」だけをしていたら、こんなアンバランスな感じになってしまったのでしょうね。だからこそ、殺し屋としての彼女には切ないものを感じます。同じように洗脳(サイスの言ってることは詭弁で、キャルにしたことは洗脳の一種ですね)で作られた殺人者として、イスラム原理主義の(自爆)テロリストを思い出しますが、この人たちも日常生活では往々にして普通以上に真面目で誠実で、特に家族思いであり、それらをキーにして洗脳されるということが多いようです。(自爆)テロをすれば今貧しいお前の家族は七代にわたって死後の世界で幸せになれると教えるとか…(本来のイスラムの教義ではありえない)
いや、なんか生臭い話ばかりになってしまいました。ご記事を拝読していたら思い出してしまって…ああ、そうか、リアルの知人を連想するから過度に感情移入してるのですね…。今の調子だと、キャルは最後には何かひどくせつないことになりそうな予感がします…
それでは失礼します
Posted by westernblack at 2009年08月23日 08:46
コメントありがとうございます!
「人の命の重量は」という意味で発された台詞というのは判るのですが、だからこそサイスには人の命を「軽さ」という言葉で軽んじてほしかったな、という欲求であります。とにかく最低最悪な悪役というポジションを貫いてほしいな、と。勿論現段階でも最低最悪な悪役なんですが。それと朝日新聞のカラシニコフというのは松本仁一氏が書いたものでしょうか。かなり興味が湧いたので読んでみたいと思います。
>「憎悪の助長」だけをしていたら、こんなアンバランスな感じになってしまったのでしょうね。
玲二とエレンの同棲シーンにしてもそうですが、キャルのOPのような振舞いは本編では描かないが故のOPでの演出なのでは? と感じました。ある意味本編では憎悪に狂うキャルを描くぞ! という決意の裏返しかもしれません。スタッフの心意気を感じます。
>なんか生臭い話ばかりになってしまいました。
いえ、私は海外の文化や思想・性格にあまり触れたことがなく、以前の民族に関するコメントもそうですがwesternblackさんのコメントに学ぶことは多いです。たぶん現在の国際社会において私のような無知は恥じるべきだと思うので、もしよろしければ今後も生臭いコメントお願いしたいと思っている次第であります笑
>リアルの知人を連想するから過度に感情移入してるのですね…。
友人に海外の方がいらっしゃるという意味でしょうか、羨ましいです。
Posted by 主@QUATTROism at 2009年08月25日 01:45
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毎度お世話になってます。

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