
感想
マリアがすごい可愛いです。元気なマリアも真剣なマリアも憂鬱なマリアも表情がとても丁寧に描かれています。今回は特にカナンに告白したときの色っぽい表情が普段のマリアと違ってとてもよかったです。目を細めて頬染めるだけでだいぶ印象変わりますね。じょるのさんもアップダウンの激しいマリアの性格をしっかり演じていて、マリアの場面ごとの情緒がとても判り易いです。で、その告白のシーン。今期はほんと百合な描写が多いですね、私的にはカナンはもはや男みたいな感じに捉えているのであまり百合っぽく感じませんでしたが。カナンが色を見れなくなったことで以前の仲直りのとき以上に関係を強めた感じですね。確かにテロとかバトルとかのない普通の生活をするならばカナンにとってマリアは欠かせない友達だと思います。ただ現状が現状なだけに今のカナンの状態悪化はかなりピンチ。この二人の関係強化の展開から予測すると、カナン回復のトリガーはマリアが担うのかもしれません。
ストーリー本筋のほうはミノさんがマリア父にコンタクトを取ったことで、消えた村の真相をようやっと探り出しました。真相の追究に“やっと”と感じるのはすべてを見ている視聴者だからこその感覚だと思いますが、ここまで進むのにもたつきすぎた感じが少しあります。まあでも消えた村はサンタナとハッコーをストーリー本筋に乗せるための場所でもあったようなので仕方ないですね。
ハッコーの特殊能力はやはり声でした。今回はこれがサブタイにかかっているんでしょう。ハッコーは子供を自分の声で殺したことで、ずっとお口にチャックして生活してきたようですが、急にイベント会場で歌い出したのは何故でしょうね。ネネたんのイベントをぶち壊しやがって!! まあ会議場がテロにあったときから急に震えだしたりとおかしな傾向はあったわけですが、昼から酒呑んだりカナンの首絞めたり行動が急にやけっぱちになりだして自爆テロ的な怖さがありました。それと今までは清廉なイメージがあったのに、今回を見て嫌らしい小姑みたいな印象に変わりました。喋らないのに攻撃的ってなんか嫌です。でも石投げたのには笑いました。さりげなく左利きだし。そんな必死なら喋ればいいのに。しかし、それもこれもカナンを恨んでいるが故の行動のようです。何故カナンを恨んでいるのかまでは不明ですが、考えられるのはカナンを倒す人間兵器を育成するために村にUAを撒かれたから、もしくはアルファルドも過去にカナンと呼ばれていたことからカナン違いで勘違いしている、とかそんな感じでしょうか。
そして最後に登場したもう一人の被験者ユンユン。こちらは相変わらずのお気楽でマントウ売りのバイトをしているようです。何故彼女がこの因縁の地付近をうろついていたのか、というとこは来週明かされるんだろうか、突っ込んじゃいけないんだろうか。まあ次回予告で顔を派手に殴られてたから笑い方面で期待。
一方アルファルドは初めて気性を乱した描写がありました。彼女がどうでるかは来週見てみないと判らないかな。私は冷静なアルファルドを崇拝しているので、ひとまず落ち着いて素数を数えてほしいです。そしてそろそろ蛇の、アルファルドの行動目的が知りたいかな。米副大統領と色々話していたけど、結局目的の根幹は見えず。前回で「今回の目的にカナン抹殺は含まれていない」みたいなこと言ってたし、私怨で一連の事件を起こしているわけではないはず。目的を定かにせずじらすのはいいけれど、それでアルファルドの考えがしょうもない感じだとかなりガッカリしそうなだけにやや不安。
ただ全体的に見れば絵が兎に角綺麗だし、どのキャラもどんどん好きになっていってるから当然期待は大です。