粗筋
委員長羽川翼の怪異が再発するやもしれん・・・。
感想
本作もついに最終章、でいいのかな。つばさキャットはネット配信も含めて5話構成であると考えていいんでしょうか。よく判りませんが、兎に角始まりました、つばさキャット。個人的にビジュアル的にも性格的にももっとも魅力を感じていなかった羽川翼。彼女の担当章がどうなるものかと思っていましたが、ブラック羽川の猫風喋りが極めてツボでした。まあ怪異そのものの原因やなんかはこれまで通り阿良々木の回想によってあっさり語られてしまったので、これをどう膨らませるんだ、というところは見ものでしょう。
そしてやっぱり残念な主人公阿良々木。「欲しいところに欲しいツッコミをry」、なんて撫子は言いましたが、恋は盲目ってやつでしょうか。つまらないツッコミを面白いといわれるとサムすぎて鳥肌立つのでやめてほしいです。それと撫子のスカートをめくったのは何がしたかったんでしょうか。変態キャラ大好きだけど、あのシーンの阿良々木は正直怖すぎました。更に言えば、お節介というかお人好しというか偽善というか、「ボクのことどんどん頼れよな!」みたいな彼の振舞もちょっと怖い。でもまあ物語上仕方なのないことではありますし、誰にも頼られない阿良々木なんてそれこそなんの取り柄もないものね。
で、今回の依頼人は・・・こちらも阿良々木と同じく病的な感じのする羽川さん。羽川の性格からしていつも以上に阿良々木が世話を焼かないと解決しなさそうです。眼鏡を取るとひたぎにそっくりで、とても愛らしい喋り方をするブラック羽川はかなり好みですが、ホワイト羽川は何かに取りつかれたかのようにべらべら喋るさまが怖いです。嫉妬なのか親切な忠告なのか単なる嫌味なのか判りませんが、一言一句がひどく耳障りで、よく阿良々木は彼女の話を親切と思って訊くことが出来るなあと。まあその辺は尋常じゃない懐のデカさを持ち合わせる阿良々木なら余裕なんでしょうが、この二人の会話は特につまらないですね。それと頭痛発症後「心配し過ぎだよ〜」と明らかに苛立った口調で阿良々木の説得を遮るのはどうかしてるし、阿良々木も「周りの人間が迷惑被るんだよ」と一言言えばよかったのに。そしてなお「戦場ヶ原さんのことちゃんと理解できた?」と阿良々木を心配する風を見せる彼女は確かにラスボスっぽい異常性だと思いました。まあそんなこんなでテレビ放送は来週で最後みたいです。