粗筋
団体戦決勝で戦った4校で合同合宿開催!
温泉に卓球に百合に特打ちと総勢20人の女の子たちはやる気に満ち溢れる。
そして時は流れ、全国大会へ。
清澄高校は初の全国大会を闘い抜けるのか。そして咲は姉である照と仲直り出来るのか。
続報は2期を待て!
感想
これまで1話から培ったキャラの濃さが大爆発。本作のポテンシャルを感じさせる最終回でした。いやーほんと圧巻のキャラクター層でした。息をつく暇もないくらい楽しくて楽しくて。
冒頭、久の「やっぱ風呂でしょ!」に対してまこの放った「誰に対していっとるんじゃ」の突っ込みも前回合宿で見たような気がするけど、なんでだろうか心底笑えました。それから京太郎の妄想ネタ。これももう何度目かのネタでしたしビジュアル的にも一発で判るほど判り易いネタだったけれど、それでもやっぱり京太郎GJと思わざるを得ませんでした笑 しかも一人お留守番という境遇、そしてネト麻の相手がハギヨシというくっだらなさすぎるノリがほんと心地よかったなあ。こうやって一例一例あげたらキリがないほどぎっしり詰まった最終回。笑いながらもこのメンバーに会うのもひとまず最後かと思うとちょっと物悲しかったり。そんな中でもっとも笑ったのが眼鏡麻雀での緑一色。いやこれもまあ妹尾がバカ勝ちするんだろうなあとオチは見えつつもよりによって緑一色かよ! と笑 他にももっと面白いところはあったと思いますが、それでもここでいちばん笑ったのはたぶんぶっ飛び具合が一番だったからじゃないかなあと。なんやかや麻雀アニメだしやっぱり麻雀ネタがいちばん面白い! それとなんというか愛着がそこまでないキャラたちだったからこそ盛大に笑えたというのもありますね。透華の卓球圧勝とかもすごく面白かったんですが、「ああここで透華ネタ消費しちゃうのか・・・」と最終回だけに如何にカメラに映るかをどうしても指折り勘定してしまいましたし。でもまあ麻雀卓ではなかったけど一応“卓”のつく場で輝けたようで良かった笑 それに何気風呂でも部屋でも出番あったし、ファンとして最終回での透華の活躍しっかり見届けました。
最終回を改めて見返すと、ほんとよく配分出来てるなあと感心しちゃうほどですね。ネタの面白さに上下はあるもののほとんどのキャラがキャラに見合った出番を与えてもらったのではないでしょうか。池田、★の子、井上あたりがもう少し出張ってくれてもよかった気がするけど、まあ二期に期待し・・・ってもしやったとして出番はあるのだろうか・・・。
さてギャグばかりをかますかと思いきや、Bパートではおそらく本作が抱える最大であろう問題にも焦点を当てました。まあ咲もやや凹みさえすれ久の思惑通り和がいればやっぱり大丈夫みたいで、シリアスパートかと思いきや濃厚な百合モードに笑 このあざとい演出ももう最後かと思うと寂しいです。それとやっぱり攻め気配な咲にはドキドキでした。
で、そんな一見阿呆みたいな百合展開の中、お互いの呼び名を変更するというものがありました。オリジナル展開でここまで踏み込むってことは、原作でこういう方向に進む予定があるのか、もしくは1期完結でやりたい放題やっているのかのどちらかだろうと予想できます。正直最終回のこのはっちゃけぶりは1期で終わらせる気まんまんなんじゃないかとハラハラさせられました。しかもここからの時間の流れの速さが異常でどこで〆るんだと。
しかしそんな心配を吹き飛ばすかのように1期OPが最終回EDとして流れたときの盛り上がりはほんとに気持ちのいいもので、しかもどう見たって2期やる気まんまんじゃないですか!(いやそうであって欲しい!)とりあえずエンドカードの「まだまだいくじぇ」も全然アテにならないけれど、「アニメ版は1期で完結」とは到底思えない幕引きでした。おそらく原作者との話し合いの上出てきたであろうたくさんの奇怪なキャラ達にわくわくは止まりません。中でも宮永照が中原さんにピッタリなキャラの印象だと今回改めて見て勝手に決め込んだので是非2期での活躍を、咲にデレるシーンを激しく希望! 原作ストック的に考えて、制作会社的に考えて、いち視聴者の立場からはいつになるかまったく見当のつかない2期。バンブーと同じく何年先になろうがいつまでだって期待して待ちます!
麻雀描写ははっきりいって超能力ばかりでお粗末、だがそれがいい! そんな本作、本当に毎週楽しませてもらいました。制作スタッフさん、キャストさん愉快なアニメをどうもありがとうございました! 願わくば2期も是非制作がGONZOたることを!
- アーティスト: 宮永咲(植田佳奈),原村和(小清水亜美),片岡優希(釘宮理恵),染谷まこ(白石涼子),竹井久(伊藤静),畑亜貴,虹音,安藤高弘
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2009/05/27
- メディア: CD
追記:総括はいずれあげる今期の総括記事にて書くつもりです。