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感想
ルービックキューブをネタに念願の加奈子&やよゐのミニコントが復活したのだけれど、やっぱ漫画ネタの面白さは超えられない、というのが第一印象。ただグラサンの張り込み先がひだまり荘と思しきアパートだったり、加奈子とやよゐは洋館に籠っていたころ躍起になってルービックキューブやってたんだろうなあと妄想すると案外悪くない気がするアバン。
さて今回は2本立てで、Aパートでは加奈子&やよゐがグラサンから生気を吸い取ると、流石の大男でも体力持たないからやよゐのパートナーを探そう、というお話。やよゐメイン回ということでなんとなく落ち着いた感じ。まあ1・2話が遠征先でぶっとんでいたからというのもあり、喫茶方舟のまったりな雰囲気、見慣れた感じはやはりいいものですね。
「やよゐに変な“人間”をあてがったら許さない」という加奈子の宣言が既に伏線だったのか、やよゐの通じた相手には多くの劇団杉田所属のキャラたちを退けて、山代の愛犬ジョセフィーヌが選ばれたわけですが、設定的にとりあえずやっとかないといけないエピソード消化という感じでストーリーも演出も王道故にあっさり目。セントバーナードが捨て犬とはな!
続くBパートは、幽霊なんぞ信じなさそうな科学少年ハジメが何故あらしの存在を受け入れられているのか、それは超過激な体験があったからだ! と主張し、ハジメを納得させたその超過激な体験とやらをさっぱり憶えていないあらしが過去に飛んでそれを探る、というお話。久々のタイムリープネタでした。こちらも(1・2話に比べれば)あっさり目な仕上がりで、ハジメがあらしさんたちを幽霊だと信じているわけではないんだぞ、という設定をやっておかねばなるまい、という感じ。あらしさんを「おまえ」と呼ぶハジメに違和感があったけど、出会ったときはそう呼んでいたっけね? DVDで要確認ということにしておきます。あと目の前の出来事を「俺は認めないぜ!」って言っているハジメがどこかの島で魔女と戦っている少年と被るところがあった笑
なんというか、ここへきてようやっとあらしさんがヒロインとしての立場を取り戻したかな、という感じがありました(単に潤の出番が少なかっただけというのもあるけど)。「夏のあいだしか会うことができない」というのが今後重要になってきそうだし。それからAパートの「旦那ァ、そりゃ気付かないうちの恋心ってやつでござんすよ」とかあっかんべとか「まぁまぁ話を聞いておくんなし八坂殿」とか「おつむにきたー」とか古風な口語が可愛すぎました。
で、いちばんの謎は何故マスターは踊るのか、ですね笑
ベタだけど「なるほどそれはつまり記憶が無くなるまで乱れたってことだな」のネタも面白かった。次回「みずいろの雨」