2009年10月31日

【アニメ】あにゃまる探偵 キルミンずぅ 4話「誰でも変身、できないの!?」【感想】

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感想

今回のお話はタイトルからもなんとなく判るとおりケンとタマオがキルミンに挑戦するお話。変身できるのはケン、出来ないのはタマオですがまあこの辺はOPを見れば判るでしょう。ただアニマリアンというワードも出てきているので、何故変身できないかについてはなかなか興味があります。

ということで今回の冒頭は羽鳥邸の食卓の様子から。なんでもカノンの母ミサが引き連れる数名のアニマリアンたちには使命があるらしく、それは「美貌を武器にひとりでも多くの女性に恋心を抱かせること」のようです。その使命の成功具合如何で大いなる目標であるプロジェクトが成功するとかしないとか。そんなことを厳しい口調で話す母ミサですが、その厳しさを生かしてツッコミも出来るようで敵っぽい立ち位置ながらなかなか面白いキャラです。またアニマリアン牙(騎馬?)組たちもただイケメンなだけでなく抜けてるところがあって可愛げがあります。ライオンのアニマリアンだけが肉をじっと眺めている図が面白かったですね。ただ彼らのそういった習性はアニマリアンだからなのか、それともキルミンによるものなのかはよく判りません。そもそも彼らは動物化した(と思われる)姿は描かれているものの、リコムナギサのようにキルミンした状態はまだ見られていないので、着ぐるみ状態はコンパクト特有の姿なのかもしれません。そういえばキルミン状態が描かれないのはカノンも一緒ですね。やはり彼女らの種族アニマリアンは直接人間の姿になったり動物の姿になったりできるのかもしれません。そのカノンは母から市長の息子タマオにお近づきになれと指令を受けるのですが、やっぱりケンが好きらしく「ケンは私と同じ蝙蝠のアニマリアンだ!」と信じてやまないようで、逆さになってピピピィと鳴き声を発していました。あのピピピも丹下さんがやってるのかな。

で、本編は翌日、またかと言わざるを得ないバスケット場から。ケンとタマオが最近のリコムたちの行動を怪しみ、じゃあ忍び込もう! じゃなくて探偵しよう! ということで御子神邸へ。ちなみにケンは名探偵ケンロックホームズ、タマオはポアロを名乗ろうとしますがケンの助手ということでタマソン君と名乗ることになりました。それからこれは新情報ですがケンの家は街で精肉屋かなんかを商っているらしく、ケンを訊ねてカノンが訪れるのですが不在とのこと。ケンの父親はかなり豪気で大雑把な性格のようで揚げたてコロッケをただでカノンにプレゼント。これを食べモノなの? と訝るカノンが極上に可愛い。というかケンのことが気になるからといって堂々とお宅訪問するカノンの積極性が素敵。日傘を差しているのは蝙蝠だからでしょうかね。あとカノンの言っていたスペシャリテってなんぞと思って先生に訊いてみたら、今回の場合「今日のオススメはなに」ということみたいですね。もしかしていまの子供たちには普通に伝わる言葉なのでしょうか。それとも私が知らなかっただけなのかな。まあどちらでもよし。

話を本筋に戻して、と言いつつも男の子たちの言動はすっ飛ばします。首尾よくドクトル専用の研究室行きエレベーターを発見したケンタマはそこで不思議なコンパクトを発見。これ新しいゲームじゃねとコンパクトの指示のままにキルミンフォーゼ開始。ケンは見事ネズミの姿に。男の子のキルミンフォーゼは需要なしと判断したのか省略。BGMが女の子とは違ってリズミカルな曲でした。タマオは素質がないのか、何度もキルミンフォーゼに挑戦するも途中で吐き出されてしまいます。そんな物音を察知したリム、やはりウサギ属性だからか耳が他の二人よりも冴えているようです。この辺の描き分けはおそらく意図されたものでしょう。きっと泥棒だ! ってことで3人揃って研究室へ。この間まで謎の物置部屋だったはずの研究室は簡単なカラクリによって扉が開くことが判明しました。おそらくこの点について今後触れられることはないでしょう。そこでリコムナギサは、階段を開いた途端キルミンに失敗し転げ落ちてくるタマオと、ネズミにキルミンしているケンとに鉢合わせ。ここまでばれてしまっては仕方ない、ということでリコムナギサたちもキルミンして、ケンタマたちがこれまで疑問に思っていたことを一気に解明。この辺りはかなりスムーズというかぶっ飛ばしていましたね。ケンロックホームズとかのネタも一切忘れ去られたという感じでした。また今回は3人同時の変身でしたが、キルミンフォーゼ省略されませんでした。それとキルミンしてからチューチューいってるケンですが、普通の音声の裏にチューチュー音を入れていて音響のこだわりが垣間見えますね。中の人の田村睦心さんもキルミンしてからはちょっと高い声で演じているような気がするし、ここらからも丁寧に作られている印象を受けました。

その後、キルミンしたケンを見てみるみる食欲が湧いてくるリコ。ケンは常々リコに対抗心を燃やしてきましたが、結果的に捕食される側となってしまい、このあたりのやり取りはなかなか面白い。リコは冗談半分かと思いきや本気でケンを齧りたいらしく、これはこれで可愛いのだけど、ケンにしてみれば恐怖そのもので間一髪のところでネズミに変身して屋外へ逃げます。う〜んやはり危機的状況に陥ると変身できる仕様なんでしょうか。風呂でリコが変身したときも父が帰ってきてやや危険だったといえば危険だったようにも思えるし。まあとりあえずそれは置いといて、御子神家の屋根に出たケンは、宿敵のリコからは逃げるも本物のカラスに鷲掴みにされ空中旅行開始。これはかなり恐いw

そんなケンの叫び声をコロッケを食べながらぶらぶら歩いていたカノンが発見! ケンがやはりアニマリアンだったということに歓喜しつつも、何故コウモリでなくネズミなのだと気を損ねるカノンちゃん。このへんは独り言ながら丹下さんの素晴らしき演技を見せつけられました。ああカノンほんと可愛い。ここからカラスとカノン、そしてリコによるケンの取り合いの始まり。まあ結局リコのナイスキャッチで幕を閉じたんですが、カノンが自らが捨てたコロッケの紙袋に邪魔されてたのが面白かったですね。ほんと小ネタ効いてるなあと感心します。それからケンの「あ、戻った。おもしれえ」のコンビネーションを不覚にも可愛いと思ってしまいました。あんだけの危機にあっときながらなんたる無邪気さ笑 それと車がけっこう走ってる大通りの歩道橋をキルミン姿で堂々と、しかもポテポテと駆けるナギサが地味に面白い。ほんと見つけようと思えばどの場面も見応え充分ですね。

並行してケンがそんな災難にあっているとき、研究室ではタマオがキルミンに精を出していました。それを見守ってくれていたのはリム。この眼鏡コンビはおそらく公式カップリングでしょう。眼鏡と言えばドクトルもさりげなくその場にいて、マニュアルがあれば・・・と嘆くタマオが謎のPCを見つけられるよう手助けしたり、パスワードのヒントを与えたりしていました。PCを見つけてからのタマオは水を得た魚のようにカタカタとキーボードを叩き、それを見ていたリムも「タマオ君すごーい」状態。タマオは眼鏡割れすぎです。それとウサギがあんな風に座るのか判りませんが、リムがお尻をぺたんと付いて足を伸ばしだらーんとしている座り方がすごく可愛いかった。で、見事タマオはパスワードの解析に成功し、じいさんの残したシークレットファイルとやらを確認。キルミンの謎に迫るぞということでケンを助けて帰ってきたみんなと見ることに。そのシークレットファイルというのはじいさんが自らが実験体となってキルミンするという動画だったのですが、もう明らかにボケっぽいじいさんは撮影機器の電池切れを予測しておらず、結局その動画は大事なところが見られないという非常に残念なものでした。

ただ別段それに落ち込むものはおらず、まあ自分たちでいろいろ試せばいいじゃんというリコの発言でもはやどうでもいいやという感じ。ありがちな流れ且つグダグダですが、〆は二段落ちでしっかり決めてくるのが本作のいいところ。そのオチというのはケンのヌグミンを恥ずかしがるリコムナギサと、ケンはまだ本当の姿ではないのよと呟きながらコウモリ仕様の逆さ棺桶で眠るカノンでした。ほんと余すことなくキャラの魅力を見せつけてくれます。

さて、今回でやっと主要キルミンが揃ったという感じでした。それと動物になるにはいまのところ手段が二つあるということも判りました。このあたりの謎は後々しっかり解決してくれると思いますが、カノン側の種族は御子神博士が作ったキルミンを果たして知っているのか、知っているとしたらどう捉えているのかというところが気になりますね。今回の脚本は土屋理敬氏、絵コンテは佐山聖子氏でした。制作はJM ANIMATIONで演出作監原画から仕上げまでのほとんどを韓国人スタッフで請け負っていました。1〜3まではハルが制作していたから今後も4回に1回程度の割合でJMが作るのかもしれませんね。

次回「追跡!まろちゃんを探せ!?」
キルミン出来ないタマオは除き、とりあえずみんな出揃ったということでようやくタイトル通り探偵らしき行動が見られるのかもしれませんね。期待です。

追記:アマゾンで「キルミンずぅ」で検索したらOPED収録のCDがヒットしました。日本語verが収録される模様。これはかなり気になりますね。

「あにゃまる探偵キルミンずぅ」オープニング&エンディング主題歌(仮)

「あにゃまる探偵キルミンずぅ」オープニング&エンディング主題歌(仮)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード(株)
  • 発売日: 2009/12/23
  • メディア: CD




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