感想
幽霊であるあらしたちもハジメやその他通じる者たちと一緒にいることでより人間らしい感覚を持ち合わせてきた、というのが主題だったのかな。たしか2話のサウナで、加奈子とやよゐが「私たち幽霊だものね」と自嘲気味に呟いていた気がする。
またあらしは幼少時代を厳格な家で育ったらしく、その家では暑い寒いなどの言葉は禁句とされていたほどらしい。その辺を掘り返し、やっぱ夏は暑くなくっちゃね、という感じで終えるのかと思ったが、実際はなんてこない特撮爆発オチだった笑 「なんてことない」というのは酷かもしれないが、1話まるまる引っ張ったあらしの暴走を特になんの余韻も残さないオチで締めくくられてしまい、つまり単純に面白くなかった。
今まで本編にはほとんど絡んでこなかった加奈子とやよゐの頓珍漢な料理ネタでエアコンのリモコンが使われたのは新しいルートだったが、恩恵どころか無駄に話を引っ張っただけのネタとして終わってしまった。きっと高山カツヒコ氏の破壊衝動がうずいたんだろう。
チャイロホンヒラタゴミムシに声を付けたところだけは唯一笑えた。不覚。
今回もほとんど単発ネタ回で、また三重野氏脚本かと思ったが植竹須美男氏の脚本だった。
有馬啓太郎のエンドカードがナイス。