ということで09年が名残惜しい管理人による09年印象に残ったアニメ総振り返り。
話題性〜09に話題を集めたと思う(主観)作品たち〜
【CLANNAD−AFTER STORY−】
08秋から続いていたわけですが、春先は良くも悪くも本作が話題を掻っ攫っていった印象です。DVD限定版特典で杏編も見ることができ、私の中ではクラナドはしっかり終わりました。なんやかや名作と今後も言われる作品なのかなあ。まさか智アフはアニメ化しないよね?
【とらドラ!】
クラナドと並行してこちらも出来の良さから話題が集まっていた印象です。個人的には途中で大河の横暴さに辟易してしまった感じがあるけれど、亜美は09を代表するサブヒロインでした!
【みなみけ おかえり】
こちらはむしろ始まる前のほうが盛り上がっていたかも笑 個人的には2期の迷走感を払拭し、みなみけが帰ってきたぞって感じで楽しめました。内田はやっぱ可愛いです。
【けいおん!】
4月1週の第1話放送で一気に火がついた印象。その後もほとんど熱が冷めることなく、突っ走りCDセールスに始まりBDセールスでも未だ大きな結果を残していますね。いやほんと凄い人気だった。ということで10年中に2期をやるようですが、はてさて。
【涼宮ハルヒの憂鬱・新】
果たして新作はやるのかという謎を秘めたまま「笹の葉ラプソディ」の放送を迎え、爆発的な話題を呼びました。その後も「エンドレスエイト」で迷走を続けるなど世間を騒がせました。今年の劇場版もその出来は勿論、興業セールスも気になりますね。
【東のエデン】
けいおん!の派手な盛り上がりに比べ幾分地味な印象ですが、ここに並べた作品では一番OAを楽しみにしていた作品。毎週真相が少しずつ明かされるドキドキの連続はエンターテインメントとしてかなり上出来でした。劇場版を年末に観に行きましたが、まだまだ途中かなという感じ。劇場第二弾を観ないと兎に角おさまりが悪いです、早く観させて!
【化物語】
もともと夏の作品の中では注目度の高かった作品という印象がありますが、それでも“大化け”でしょう。いやはやBD売れすぎです笑 また独自のネット配信という手法も目新しいですね。まだあと2話残したところで止まっていますが、なんかいかにもシャフトって感じでここへきて好感度アップ笑 京アニならきっととっくに完成させているでしょう。頑張れシャフト!
【DARKER THAN BLACK-流星の双子-】
09の〆を飾った話題作。1期も確かに好きだったんですが、ぶっちゃけあの頃は「らき☆すた」「瀬戸の花嫁」「電脳コイル」「エル・カザド」あたりにハマっていたので、まさかここまで話題を呼ぶとは思いませんでしたね。ただ今期は銀がほとんど出なかったけど“女の子が戦った”のでかなり好きな作品になりました笑 機会があれば1期見直したいです。
ということで話題作でした。あくまで私の主観ですが京アニ作品が3本。勿論京アニだけが頑張ってここまで09アニメの話題騒然したわけではありませんが、それでもやっぱ京アニの人気取りは凄いと感心してしまいます。
ストーリー〜高い完成度を誇るストーリーに魅了された作品たち〜
【Phantom~Requiem for the Phantom~】
09で一番のめり込んだ作品。設定やキャラのやり取りに魅せられて中弛みを一切感じず2クール消化。「~Requiem for the Phantom~」終わってみてこの副題の真価が判るような最終回も、私としてはあれしかないと思えるくらい決まってたと思います。
【キャシャーンSins】
こちらも上記作品同様に重いテーマを扱った作品。1・2話で完結するストーリーを辿りながら“生きるとは何か”と自問を繰り返す構成でした。絵の綺麗さもさることながら、キャシャーンの苦悩する生きざまと周りのキャラが格好いい。
【グイン・サーガ】
2クールで長大で壮大なストーリーの一部だけしか見られませんでしたが、あれで一部だけかとため息が出るほど、アニメ版も作り込まれていたと思います。冒険ものっていくつになってもわくわくさせられるものなのかも。だって男の子だもん。
【東のエデン】
テレビ放送版だけでは尻切れトンボのようなかたちで終わってしまったものの、現実的な世界観に突拍子もない設定の仕掛けで毎週いい意味で予想を裏切る先の見えない展開が魅力的でした。政治的なシーンは青臭くって目を瞑りたくなりますが、そういうことをキャラに言わせられるのも本作がそういう問題にしっかりケリをつけてくれるからだと信じていますよ?
【WHITE ALBUM 第2期】
本作の最終回が終わったときに、冬弥の今までのちゃらんぽらんな行動を許せる気がしたのですが、序盤中盤と見てきてまさかそんな日がくるとは思ってもみませんでした。幼少期の封印された記憶がすべての始まり、とでもいえるような設定を見事最終回だけで納得できるお話に仕上げてきた点に感服。
【RIDEBACK-ライドバック−】
ビッグフットよりはかっこいいライドバック! バレエとアクションの混合という映像的なセンスの良さが特に目立ちましたが、ストーリーもなかなか次が気になる作品でした。終盤は足早に結末を急いだ感じで物足りなかったのは事実ですが、楽しめた作品でした。
キャラクター〜可愛い!格好いい!萌え!とキャラの魅力が印象的だった作品たち〜
【咲−Saki−】
たくさんキャラ出てきた本作ですが、能力や性格をしっかり描きわけそれぞれの魅力を十二分に発揮していました。専ら無目的の日常を描いた作品ではなく、キャラたちが一生懸命麻雀をやるスポ根みたいなものを見せてくれたのが愛着の原点かもしれません。戦う女の子スバラシイ。
【夏のあらし!】
どのキャラも元気でコメディアンで生き生きとしていました。それでいて60年前のやまとなでしこたちは暗い時代を生きた特有の哀愁を漂わせることもあり、ストーリーに厚みを出ましたね。
【アキカン!】
突き抜けて変態な主人公と無知で純粋でどこかボケているアキカンたちの組み合わせが秀逸。
【大正野球娘。】
同じ目標を胸に共に進んでいく彼女らの真剣な面や可愛い面をしっかりと描写していました。
【みなみけ おかえり】
3期は安定した女の子たちに加え男子勢が特に頑張っていた印象。やっぱり真剣さを出さない作風にこそ彼・彼女らは馴染む。
【GA 芸術科アートデザインクラス】
メインの5人がよくまとまっていました。芸術系の学校生活に馴染みがない私にとって、キャラたちの小宇宙な行動がまるで魔法学校であるかのような独特の雰囲気を作り出していました。
【クイーンズブレイド~王座を継ぐ者~】
戦いが熾烈になっていくにつれ、キャラの本当の魅力が見られた印象。性格的なことは勿論、そのみずみずしい裸体まで晒してくれる本作のサービス精神に感謝。
続編作品〜2・3期と続編として作られ(分割含まず)印象強い作品たち〜
【DARKER THAN BLACK-流星の双子-】
1期は“男くさい”印象があるのですが(それはそれで好みだけど)、今期は蘇芳を中心に据えたことで既存のルートからは外れたものの華やいだ作品になった印象です。楽しかった!
【みなみけ おかえり】
2期は途中で視聴止めるほどでしたが、3期はのほほんな感じが前面に出され癒されました。
【真・恋姫†無双】
真・メインキャラ劉備をうまく取り込んで、既存のキャラの魅力もどんどん開拓していました。キャラも作画もお話もかなり高水準のコメディ作品ですね。露骨な下品さがある下ネタも相変わらず冴えていました。
【地獄少女 三鼎】
ゆずきの不幸物語。いま思い出しても悲しくなるくらい酷い(感情的な意味で)ストーリー。主人公は実は死んでいたなんて展開を適当に取ってつけたような感じに見せなかった点がよかった。
続編期待作品〜大人の事情など考えずに続編を特に期待する作品たち〜
【「夏のあらし!」シリーズ】
【そらのおとしもの】
【アキカン!】
【DARKER THAN BLACK-流星の双子-】
【大正野球娘。】
【咲−Saki−】
【グイン・サーガ】
【NEEDLESS】
【みなみけ おかえり】
【GA 芸術科アートデザインクラス】
【「クイーンズブレイド」シリーズ】
【青い文学シリーズ】
【絶対可憐チルドレン】
【「地獄少女」シリーズ】
【宇宙をかける少女】
多いなあ。まあ期待するだけならタダですし笑 ここに羅列した作品たちは・何かやり残した感じが残る・是が非でもあのキャラたちをまた見たい・原作的に続きやるでしょ? の3系統に分けられそうですね。特に「宇宙かけ」は本当にあれで終わりでいいの?
コメディ・ギャグ・エロ・バカアホ
〜くすっ程度でも塵も積もればなんとやら。大いに笑わせてくれた作品たち〜
〜アニメは馬鹿なことやってなんぼだろ!といわんばかりの作品たち〜
【夏のあらし!】
キャラそれぞれの性格的な面白さやタイムトリップという特殊技能をコメディのために有効活用していました。単純なキャラたちと単純なストーリー(確かにそこには深みがある)だったことでネタも判り易く作品がら昭和なノリを隅々に感じることのできる作品でもありました。パロディをはじめ小ネタが主張しすぎずささやかに添えられていたのも好感です。
【NEEDLESS】
2クールぶっ続けでギャグをかましていた印象。ほんと好きあらば笑わせてやろうっていう作風がツボでした。多少強引に突き進んでも本作なら許せると思わせる作品でパンツをはじめ戦いの中で見せるエロティシズムが全編にわたり好調でした笑
【みなみけ おかえり】
たったひとつの日常を面白おかしく、ときに爆笑を呼び起こすコメディが秀逸でした。決して派手ではないものの至る所に笑いの種を振り撒く力を持ったキャラたちのやりとりに笑わされました。
【まりあ†ほりっく】
本作で笑えるかどうかは加奈子にハマれるかどうかにかかっていたような気がします。それだけ彼女だけに見えている世界はぶっ飛んでいました。茉莉花や級友たちとのやりとりもいい味だしていましたね。脇でのゴッドの日常も見どころです。
【真・恋姫†無双】
三国志モノなのに登場人物たちに一切の大志が感じられないことが逆に面白い。ある意味これも日常描写に富んだ作品で、どうでもいいような会話をノリでかましてくるキャラたちがすこぶる好感。明らかな下ネタも本作のキャラがいうとエロいというかギャグ寄りの笑いを呼び起こします。
【そらのおとしもの】
限界を知らない智樹の変態性を至極忠実に、むしろ大袈裟に(しかも美麗に!)描きギャグエロを突っ走った怪作、いや快作でした。そのくせストーリー性も侮れないので油断はできません。なので自然と真剣に画面を見つめるようになるけれど、結局落とし所はギャグなので大笑いをすることになる。が、気付くと物語はまた真剣なほうへ進んでいる。だから自然と......以下ループ。
【アキカン!】
そらおとの智樹も充分すぎるくらい変態なんだけど、それでも本作主人公大地カケルには敵わないでしょう。智樹はSDで絵的にぼかすことができたけれど、アキカンにはそんな演出存在しません。だから妙に生生しい。というかカケルの変態性は自己の性欲を満たすため、というよりも対外的に困らせることに長けていて、発言の半分くらいは18禁といっても過言ではないレヴェル。またそんな変態を取り囲む女の子たちが純粋であるが故にやり手(彼女いない歴=年齢=童貞だけど)のカケルにいいように扱われしまい、そんなバカすぎるやりとりに悶絶するほど大笑いさせられました。
【プリンセスラバー!】
温泉回の面白さが飛びぬけていて、09アニメの中でもベストストーリー10に入るくらい好きかも。まあそんなデータとったことないので実際のところは判りませんが、素晴らしきぶっ飛び具合でした。温泉回で満足したら、その後を見ることはあまりオススメしません。
【クイーンズブレイド~流浪の戦士~】
女王の座を目指してみな真剣に戦っているからこそ、衆目のひとりである私からしてみれば馬鹿なことやってるなあと大笑いすることができた作品。だから真剣味が感じられない闘士には厳しいですよ、レイナとかレイナとかレイナとか。ナナエルさんは嫌々参加だし、ユーミルだってギャグばっかりをやっているようで商売に対しては一生懸命でしたからね!
ほのぼの・しんみり・癒し
〜じんわりと気持ちのいい余韻を毎週のOAで残してくれた作品たち〜
【大正野球娘。】
OPに「清く正しく〜」ってフレーズがありますが、ほんとこの作品のOPだなって思わせるフレーズでした。親世代の人間たちがすべからく厳格そうなのはまあ判るんですが、娘たちもみんな凄く真面目でおしとやか。お弁当を両手で持つ仕草が徹底されていたのとか素晴らしいこだわりですよね。で、そんな品行方正なお嬢様たちが泥にまみれて野球をやる、と。このアンマッチな組み合わせがナイスでした。男子に勝つ! というスポ根が前面に出された話、シーンも良かったですが、その端々にユニフォームを脱いだときの(イヤラシイ意味ではナイですぞ!)彼女らの素顔を垣間見ることのできる会話だったり、時代ならではの考え方だったりというのにとても癒されました。
【初恋限定。】
1話1話とても丁寧に作られていて、それだけでもうとても好感の残る作品だったのですが、なんといってもEDがいいんですよ。本編が甘酸っぱい結末に落ち着いたところで静かにかかるEDの前奏が素晴らしい演出で、毎週きゅんとさせられました。
【宙のまにまに】
天文学部ってとても静かに情緒溢れる活動をしているという勝手なイメージを持っていたのですが、実際に星をみるという行動はとても静かで感傷的なものでした。が、その部活を構成するメンバーたちがいたって賑やか。その普段賑やかなメンバーたちが静かに星を語りだすので、そのギャップに魅せられました。無理やり入れられた風の主役朔も本来は物静かな男かもしれませんが、だんだんと部活(主に美星)に感化されていった様子が“部活モノ”としてとてもよく描かれていましたね。
【リストランテ・パラディーゾ】
娘と母の関係の拗れを娘が初老眼鏡男子と触れ合うことで段々と解消していった本作。まあ関係の拗れといってもそこまで深い描写があったわけじゃありませんね。でもニコレッタには昔の拗れが古くなって風化しかかったもののどこか胸につかえている感じがよく描写されていました。ニコレッタもいい大人だし、母親は勿論大人。そんな大人な二人が更なる大人である初老眼鏡男子に影響されて歩み寄る、そんな感じでしたね。イタリアの優雅そうな雰囲気や洒落気たっぷりのおじさま方に予期せぬ癒しをいただいた作品でした。
【青い花】
レズビアンの女の子たちは確かに出てくるけれど、メインはそこじゃない。そんな印象と余韻を感じさせてくれた作品。またレズ・百合に関しても記号的に捉えるいわばアニメ的な描写は一切なく、やや昼ドラのどろどろ感があるお伽噺という感じ。恭己は王子様のように男らしく(実は依存体質なところも含めて)、ふみは誰よりもお姫様でした。そんな二人の貴族の精神的な弱さを不屈の平民魂でで支えた愛すべき庶民、あきら。彼女らの笑いありしんみりあり、泣きありの高校生活を是非「百合はちょっと」と避けてしまった方々に見ていただきたい。
【ささめきこと】
地味なキャラデザや色遣い、そして偉大すぎた「青い花」の後番的ポジションだったがために序盤は妙な先入観が脳内にこびりついていたんだけど、素晴らしくお話に魅せられた作品でした。一切の派手さを除去したシンプルで洗練されたキャラの行動と静謐さこそが語るといわんばかりのBGM、背景がとてもマッチしていて、毎週いい意味で脱力させられました。純夏と潮の二人の描き方は特によかったんだけど、後から出てきた朋絵も年齢的な落ち着き?が主役の二人をいい方向へ導いていてすごく好感だった。きよりちゃんもシリアスに走りがちな主役たちをある意味支えていてバランスのとれたキャラ構成でした。
【よくわかる現代魔法】
『たらい』の持つ間抜けさって凄い、と思わされた作品。たらいが上から降ってくるだけで笑える国民って日本人だけなのでしょうか。なんでたらいってあんなにバカっぽいんでしょうか。ドリフなんてロクに見たこともない世代なのに.....。ほんとたらいって神秘的に癒しの笑いを運んできますね。あとこよみが単純に阿呆で間抜けで面白く、まるで子守をするかのような弓子や聡史郎の心情と呼応するように癒されました。赤ん坊の世話も矢鱈滅法手がかかる癖に不思議と癒されるんですよね。なんだろうあの気持ちは。
アクション・メカ・動き
〜アニメは動いてなんぼだろ!といわんばかりの作品たち〜
【キャシャーンSins】
さすがに出てくるキャラのほとんどがロボットなだけあって、特にバトルにおいては凄まじいアクションシーンを見せてくれます。またキャシャーンは不死身の体を有しているという設定も息づいていてやられるところはしっかりやられるのです、しかも派手に。派手といっても色彩的なことではなく、岩が粉々になったり砂煙が立ったりとかそういうこと。とにかく一見の価値あり。
【DARKER THAN BLACK-流星の双子-】
こちらも人間ではあるがとある能力を身に付けた者たちのアクションが見応え有り。特に2話序盤と終盤。今期ヘイは能力を失いましたがワイヤーアクションは健在で、能力なしでも充分に格好いいシーンがあった気がします。が、欲を言えば蘇芳もアクション系の能力だったらもっとよかったのにね、とは思わなくもない。
【青い文学シリーズ】
「走れメロス」の精巧でこだわりの見える動きにめろめろになりました。
【咲−Saki−】
GONZOにかかれば麻雀は卓も牌もメカなんだよ!っていう意気込みを感じるアクション麻雀は実際的な中身のない超能力麻雀を巧く見せてくれました。
【鉄のラインバレル】
二次元アニメの中での3Dメカの違和感を極めた!とはいえないまでも、よく馴染んでいたのではないでしょうか。メカVSメカのシーンはやっぱり見応えありますし。
【ミチコとハッチン】
異国情緒溢れる背景とBGM、そして良く動くキャラとバイクアクションが芸術の域に達していたといっても過言ではない。ストーリーも面白かったけれど、それ以外の場所で魅せられることも多かった作品です。
【バスカッシュ!】
バスカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッシュ!!!!
ラブロマンス〜アニメにだって恋愛はつきもの。その中で描写に優れた作品たち〜
【ささめきこと】
青い花のメイン二人は最終的には友情に近いかたちでおわりましたが、こちらのメイン二人は最初から最後まで恋愛を軸とし描かれていました。普通に見ている分にはあまり恋愛だとか友情だとか感じさせないんだけど、ふとした瞬間に見せる二人の表情や台詞が、ああこの二人はほんとに好き合っておられる......とため息が出るくらい切なく甘いお気に入りのシーンが多いです。
【ハヤテのごとく!!】
男女間の恋愛的な進展が具体的にあったわけじゃありませんが、“ハヤテのことが好き”な女の子たちの横の繋がりがとてもよく描写されていました。それは各々が真剣にハヤテのことを好いていたからに他なりません。特にハムとヒナギクとの友情の芽生えは2期の目玉ともいえる展開でした。
【Phantom~Requiem for the Phantom~】
アインとツヴァイの関係性ははたして“恋愛”だったのだろうか。巧く表現できないけど、もっともっと深くある意味どんな純愛よりも打算的な部分がなかったピュアな関係だったような気がする。
【夏のあらし! 春夏冬中】
ハジメとあらしの時を超えたラブストーリー......はまだ始まったばかり、というところで終わってしまいましたがまあそれが作風に合っていると思います。だってハジメはまだ中学生だしね。ただ中学生であの男気を身につけているハジメはやっぱ侮れんですよ笑 今後予測される展開は潤の女バレと恋心の表面化だと思うのですが、そちらは継続中の原作で補完する他策はないのかなあ。アニメのキャストが素敵なのでアニメで見たい。
【初恋限定。】
タイトルのとおり、色んな恋愛のかたちを見させてもらいました。どの恋愛も素晴らしかったんだけど、やっぱお気に入りは千倉さんの恋愛。先輩への思いを前面に出したお話はもちろん、終盤の曽我部とのやりとりも凄くよかった。
【グイン・サーガ】
あのアムネリスをあそこまでとろとろの骨抜きにしてしまうナリス様が美麗且つ残酷でした。あの持って生まれたその見目麗しい容姿と、どす黒ささえ美徳的な人心掌握術を持つナリスが今後どう進んでいくのかかなり気になる。
有終の美〜最終回(終盤)を見事に飾った作品たち〜
【Phantom~Requiem for the Phantom~】
ああいう鬱なお話がたまらなく好きなんです。玲二が死んでいなくてもきっと楽しめた作品であることは間違いないと思いますが、敢えて殺したからこそ心に響いたものがある。
【青い花】
Ceuiの透き通るようなEDと手をつなぐ純情な二人が重なった静かなクリスマス。ふみとあーちゃんが友情を再確認して〆るだろうと予想はつきましたが、演出がその上をいきました。
【グイン・サーガ】
まだだ、まだ物語は始まったばかりなのだ! と言わんばかりのグインとイシュトバーンの喧嘩別れ。画的にも見応えがあり、またなんといってもBGMが荘厳で素敵。
【WHITE ALBUM 後半】
上にも書きましたが、ほんと綺麗にまとめてきたな〜と。めのうが出張ってきたときはこれ絶対収拾付かないで終わるとか思ったのに、最後はみんな笑顔で引っ越しってほんとよくまとまった。
【空中ブランコ】
ああいう型に嵌った(画は嵌ってないけど笑)お話をオリジナルで作るのってすごく難しいと思います。でもそれを病名のない病を取り上げて巧く〆ました。よくある病んだ家族の話でしたが、そういったありそうな話ほど、あのサイケデリックな色使いや演出がものをいいますね。
【CLANNAD−AFTER STORY−】
厳密には最終回じゃなくて番外編というか坂を登る前の話ですが、全4クールに亘る物語の最終回に物語の始まる前の話を持ってきた構成にホロリ泣きそうになりました。それは並行世界やなんやかや色んな世界の可能性を見せてくれた本作だからこそ感じられたことで、またあの長い物語がどこか他の並行世界で始まっているんだなと思うことができたからかもしれません。くす玉から出てきた紙きれに書かれた朋也の言葉にもグっときました。
【うみものがたり~あなたがいてくれたコト~】
最終回がよかったからそれまでのストーリー全部が良い話だったように思える作品というのもときたまありますが、正直言って本作で心を動かされたのは最終回だけでした。が、それまでの全部を見ていないとたぶん最終回で心を動かされることもなかったと思うとなんか不思議です。
はい、ということでここまで長々と書いてきましたが、同じアニメといえどもうまく言葉に出来た(ような気がする)作品もあれば、どう書けば私の感動を文字に出来るか、ということにひどく悩まされた作品もあり、ほんと魅力はそれぞれだなと改めて思います。
続いて、
09心に残ったキャラ
ほんとはベストキャラ一人を選ぼうと思ったのですが、軟派な私には不可能だったので順不同に羅列。私のフェチまるわかり(誰得)! 見事にすべてのキャラが女の子(しかも低年齢ときたもんだ)ですが、どう転んでも萌え基準でキャラを見てしまう厭なアニメ根性ってことですね。
上賀茂潤、ノダミキ、奥平あきら、ニンフ、蘇芳・パブリチェンコ、メロン
宮永咲、龍門渕透華、未央、セツナ、梔、内田ユカ、ユーミル、ナナエル
西沢歩、御影ゆずき、馬場つつじ、宮沢有紀寧、水野楓、メイリン、川嶋亜美
藤倉優、鈴川小梅、月映静、ぷらぐ・クライオスタット、アイン(江漣)
森下こよみ、有原あゆみ、諸葛孔明(朱里)、袁術(美羽)、三宮紫穂
続いて、
2009アニメOPED厳選45曲〜これでも厳選なんです祭〜
━━━━━━━━━━セットリスト━━━━━━━━━━
前座:「FALLING DOWN」OASIS【東のエデン(OP)】
前奏:「グインのテーマ」作曲:植松伸夫【グイン・サーガ(OP)】
━━━━━━━━━━━━開幕━━━━━━━━━━━━
01:「深愛」水樹奈々【WHITE ALBUM 後半(OP)】
02:「Arrival of Tears」彩音【11eyes(OP)】
03:「modern strange cowboy」GRANRODEO【NEEDLESS(前半OP)】
04:「キミシニタモウコトナカレ」May'n【シャングリ・ラ(OP)】
05:「月華 -tsukihana-」北出菜奈【地獄少女 三鼎(OP)】
06:「Wonder Wind」ELISA【ハヤテのごとく!!(前半OP)】
07:「Programming for non-fiction」麻生夏子【よくわかる現代魔法(OP)】
08:「Running on」エクリップス(戸松遥/中島愛/早見沙織)【バスカッシュ!(挿入歌)】
09:「Super Driver」平野綾【涼宮ハルヒの憂鬱・新(OP)】
━━━━━━━━━━━第二幕━━━━━━━━━━━━
10:「青い花」カラーボトル【キャシャーンSins(OP)】
11:「HEKIREKI」LAST ALLIANCE【はじめの一歩~New Challenger~(OP)】
12:「RIDEBACK」MELL【RIDEBACK(OP)】
13:「S.S.D!」yozuca*【プリンセスラバー!(ED)】
14:「Princess Primp!」橋本みゆき【プリンセスラバー!(OP)】
15:「Ring My Bell」blue drops(吉田仁美/早見沙織)【そらのおとしもの(OP)】
16:「浪漫ちっくストライク。」伊藤かな恵/中原麻衣/植田佳奈/能登麻美子【大正野球娘。(OP)】
17:「熱烈歓迎わんだーらんど」植田佳奈/小清水亜美/片岡優希/白石涼子/伊藤静【咲-Saki-(前半ED)】
18:「林檎もぎれビーム!」大槻ケンヂと絶望少女達【懺・さよなら絶望先生(OP)】
19:「JAP」abingdon boys school【戦国BASARA(OP)】
━━━━━━━━━━━第三幕━━━━━━━━━━━━
20:「KARMA」KOKIA【Phantom~Requiem for the Phantom~(前半OP)】
21:「片翼の鳥」志麻あきこ【うみねこのなく頃に(OP)】
22:「The fine every day」Kicco【タユタマ -Kiss on my Deity-(OP)】
23:「キズナノ唄」宮崎羽衣【タユタマ -Kiss on my Deity-(ED)】
24:「虹色ポケット」清浦夏実【ささめきこと(ED)】
25:「センティフォリア」Ceui【青い花(ED)】
26「はじまりの朝に光あれ。」midori【シャングリ・ラ(前半ED)】
27:「Remedy」坂本真綾【鉄のラインバレル(後半ED)】
28:「espacio」Ceui【宇宙をかける少女(後半ED)】
29:「M/elody」辻詩音【東京マグニチュード8.0(ED)】
30:「初恋limited」marble【初恋限定。(ED)】
31:「ヤサシイウソ」Chrome Shelled feat.高垣彩陽/中原麻衣/高橋美佳子【鋼殻のレギオス(前半ED)】
━━━━━━━━━━━最終幕━━━━━━━━━━━━
32:「お先にシルブプレ」彩井高校 GA girls【GA 芸術科アートデザインクラス(OP)】
33:「乙女繚乱☆ばとるPARTY」桃園ノ三姉妹(後藤麻衣/黒河奈美/西沢広香)【真・恋姫†無双(ED)】
34:「buddy-body」釘宮理恵/後藤邑子/伊藤かな恵【クイーンズブレード~玉座を継ぐ者~(ED)】
35:「Aggressive zone」ニードレス★ガールズ+(喜多村英梨/遠藤綾/後藤沙緒里/牧野由依/加藤英美里)【NEEDLESS(前半ED)】
36:「Shangri-La(Y.Sunahara 2009 Remodel)」電気グルーヴ【空中ブランコ(ED)】
37:「君に、胸キュン。」天の妃少女合唱団(真田アサミ/小林ゆう/井上麻里奈)【まりあ†ほりっく(ED)】
38:「Super Noisy Nova」スフィア【宙のまにまに(OP)】
39:「にゃんだふる!」榊原ゆい【にゃんこい!(OP)】
40:「Cagayake!GIRLS」桜高軽音部(豊崎愛生/日笠陽子/佐藤聡美/寿美菜子)【けいおん!(OP)】
━━━━━━━━━━━━終幕━━━━━━━━━━━━
encore1:「夢幻」水樹奈々【WHITE ALBUM(OP)】
encore2:「オレンジ」釘宮理恵/堀江由衣/喜多村英梨【とらドラ!(後半ED)】
━━━━━━━━━━━━閉幕━━━━━━━━━━━━
ENDING:「Saga〜This is my road」カノン【グイン・サーガ(ED)】
いや〜ただ選ぶだけなのにかなり楽しい。
誰かこれをみてこのセトリ試してみるなんて物好きな方いたら感想教えてください笑
これもどれか1曲ベストアニソン、とかやりたかったんですが絞ってこれなんだから到底不可能でしょう。ということでアニソン紅白をみて絞る必要ないよなと思いなおしレコード会社やレーベルの枠を超えた巨大ライブを脳内で開催。だって音楽には国境すらないらしいしね。
スタッフ「前座を呼ぶのが一番金かかりました汗」
ということで09総括終わり!
なんとか仕事始めまでにアップできた。
名残惜しいですがもう10年なのですね。
きっと良い年になる、そう信じて頑張っていこうかな笑
ここまでお付き合いありがとうございました。
今年もよろしくお願い致します。