
よし、あと2話で追いつくぞ。そういえば年内はこの12話まででしたね。ということでこの記事が09のやり残し最後でございまする。
前回のクリスマスに続き、年中行事的な日々が続きました。今回は大晦日。クリスマスや初詣を描写する作品はかなり多いけど、大晦日を見せる作品って意外と少ない気がします。それから今回は1話完結型ではなく2話構成でした。その割に年末の28日は放送なしですごい中途半端! と思いましたが、作品もしっかり年を越していたのですね。現実の時間の流れにかなり忠実です。
さて今回は、御子神家のみんなは大晦日の船上年越しパーティへ。そこで傷ついたイヌを見つけ、リコムナギサはそのイヌの飼い主を探すことに。イヌの気持ちが判ったかもしれないというリコの母親譲り天性を手掛かりに捜査を進める彼女らは、年越し祭りに来ていたケンタマと合流する。ケンがミーハーだったおかげで飼い主の見当はおおよそついたものの、その飼い主がどこにいるか判らない。結局、イヌの飼い主探しは飼い主捜しになってしまった、というお話。
今回もリコムナギサ側とケンタマ側の二本軸で話を進め、途中で合流させるという丁寧で巧い構成でした。なんやかや結構な出演率をほこる大関小結のコンビもストーリーを繋げる役割をしっかり果たしていますね。ただ警察ブタコロンボってなんだよと。むしろブタにコロンボと名付ける大関は何様でしょう笑 それに関してケンが「そういやさっき大関のおっちゃん警察ブタ連れてたなあ」と言っていましたが、そんな“警察がブタを連れていることが日常茶飯事”みたいな空気も素敵に和みますね。
それから和むといえばリコとリムの会話。ほんと自然体で可愛らしいですね。あとリコが挟まったあたりでのリムとナギサの対応の違いが面白かったです。今回はやたらと堂々とキルミン状態で歩き回っていたけど、周りの目的にあれは大丈夫だったのでしょうか。お祭りならコスプレとして見られるから大丈夫、というのを前回の秋祭りで学んだのかもしれません。
それから今回は久々にポチ姉が活躍しました! 感情のままにというか、ある意味素直にその場のテンションだけで喋るリコムたちの喋り方もすごく可愛らしいですが、ポチ姉の丁寧に、ある意味不自然なくらいゆっくりと一言一句喋る姿も和みますね。ハイテンションな妹たちのブレーキとしてもいい役割を果たしていると思います。あとやっぱり一生懸命な性格がとりわけナイスです。彼女にイヌのキルミンを当てて大正解ですね。まあそれでいてたまに天然なのか腹黒なのか直球な物言いするところもまたギャップがあっていいのですが笑
また今回笑わされたのがゲストキャラ、フナコツ笑 まさか小学生くらいの子が「フナコツって、フナコシのパロじゃね」と笑っている姿は想像つきませんが、ツとシを入れ替えるとはまさに小学生レヴェル笑 冒頭のTVシーンで「フナコツさん」と紹介されたときはそんな笑うほどツボに入ったわけじゃないのですが、控え室の「フナコツ」って張り紙を見て何かがこみ上げるように笑ってしまいました。しかもEDのキャストによるとフルネームは「船古津ビイイチロウ」らしい。ほんと小学生か! テトラポッド®は兎も角、「船古津ビイイチロウ」のほうは本家に許可取るべきですね笑 しかもしかも、そのフナコツさんをテトラポッド®に嵌めるというバカ展開。フナコツにもテトラポッド®にも謝れ!笑 次の日には痛いニュースあたりにスレが立ちそう。もしくはバカな展開に見せかけて本当はテトラポッド®の危険性を訴えかけたかったのかもしれません。そんな社会派な面も垣間見せる本作、やはり侮れませんね。
ということで今回はテトラポッドに嵌ったフナコツさんを、一同が見つけるところで終わりでした。あんな状態になりながらも「運がいい〜」と歌いながらテンションを保とうとしているフナコツさんが素敵です。ちなみに顔はそんなに船越さんに似ておらず、中の人は掛川さんでした。
脚本は松田恵理子氏、絵コンテは池見友太氏、演出に原博氏、大川原保豪氏+、制作はJMでした。

あにゃまる探偵キルミンずぅOP&ED主題歌「Poo/Chuai Mad Noi」
- アーティスト: Neko Jump,ゲーッシリラック・ニッタヤスット,あさのまさひこ,ラウィ・ガンサナーラック
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: CD