感想
カノンの母であるミサは黒ヒョウのアニマリアンでした。黒ヒョウと何の遺伝子がかけあわさってカノンというコウモリアニマリアンが誕生したのかは謎。彼女が駆けながら変身するシーンを見てふと「闇のパープル・アイ」を思い出してしまった。
それにしても今回はかなり賑やかでした。ほとんどのメインキャラ総出且つ古川さんのゲストキャラまで登場し、終盤はストーリー展開も含めててんやわんやでしたね。前々回鈴木れい子さんといいベテランを飛び越え、もは大御所を連れてくるキルミン。アフレコ現場では若手の良い刺激になっているんでしょうか。4日から始まるラジオでそんなとこも訊いてみたいとこです。
でお話は怪盗レディ・パンサーと続出するペットの行方不明事件の二軸で進行。キルミンズ、神浜署の大関小結、カノン、そしてレディ・パンサーと愉快な仲間たち、とたくさんの人らが集まった有賀邸が舞台。ケンの「ペットやノラネコを攫ってワニの餌にしているんだ」説、つまりペット行方不明事件は未解決というか今回の事件とは無関係だったようで、つまるところレディ・パンサーこと羽鳥ミサが有賀邸から金を盗んだだけという結末! 結局何がしたかったんだろうと思わざるを得ない1話でしたが、まあそれは今後に期待しましょう。
そもそもミサはなんで彼から金を奪ったのでしょうか。また有賀のあの金はどこから出てきたものなのでしょうか。色々と謎が残りますね。邸宅に飾られた肖像画をみるに川口浩や藤岡弘よろしくテレビ番組の探検家として金を稼いでいたのかもしれません。もしくは密輸で仕入れた動物たちを売り払っていたのかもしれません。とりあえず今回を見ただけでは有賀の金が何故ミサによって奪われなければならなかったのかは謎です。でも有賀は中の人的に一回きりのゲストキャラだろうし、たぶん真相は語られないだろうなあ。有賀がワニの習性を利用してまで金を隠していたことからして、まあ黒い金だったのでしょうね。それにしたってワニの産卵期を使うという一時的な防御法はナンセンスでしょう笑 ただ有賀自体はいいキャラでした。「肉屋の配達が何故この部屋に?」とケンに凄んだシーンの迫力や「撃(打)つぞー!」といってミサに対してバット風に猟銃を構えたシーンのギャグなど流石と思わせる演技でした。
あと何気今回はキルミンズの初めての失敗談でもありました。有賀の「何やってるんだこのガキどもは!」があまりにピッコロ大魔王っぽくて厭に迫力あってびびりましたが、まあ何の危害も与えられずに済んでよかった笑 いつもなにかひどい目にあるのはケンですね。今回のはミーティングで探偵とは何たるかを豪語していた報いかな。まあことの発端はケンの思いこみではありましたが、みんな最後のほうはノリノリだったしましてや最後の突入を決めたのがナギサ姉とあっては責めるべき人もいませんね。ナギサ姉は卵キャッチのシーンがすごくチャーミングだったし、見どころを作ったという意味でナイスでした。
それから悠木さんの声がなんだか全体的に鼻声に聞こえたのですが気のせいでしょうか。収録のとき風邪をひいていたのかもしれません。あとタマオとリムは公認すぎてどきどきやむずむずするどころか、お茶をすすってる二人をみてむしろ和みますね。学校でのキルミンズミーティングのときのリムのふとももがなんか扇情的でした。眼鏡を外すシーンが久々に見たい。
大関小結も準レギュラーとしていい味出してますね、主にギャグ方面で笑 「野生の王国が行進してる」「主犯は有賀、ワニとアフリカの猛獣が共犯だ!」「ジャンボ、ジャンボ!」と台詞がいちいち面白い。ジャンボってのはスワヒリ語でこんにちはでしたっけ。中学の教科書に載っていたきがする。それを深夜に叫んだ小結はやはり謎ですが笑
一方で伏線的にカノンは自分のやるべきことを発見したようです。カノンちゃんは今後も思いっきり勘違い路線を突き進むのでしょうか……お父さんはとても心配です。はたしてビューティ・バットなる思いつき怪盗はキルミンズはともかくミサとも違う路線を進むのか。確固として頼れそうな仲間がいないだけに心配です笑 あと今回の卵を背中に乗せて飛んでる時の丹下ヴォイス色っぽすぎてやヴぁかった。
ということで17話終了。ペット行方不明事件は新たなストーリーの始まりなのかな。
今回は脚本祐木陽介氏、絵コンテ織原真盃氏、演出には政木伸一氏、制作協力はスタジオガゼルでした。序盤のケンのデフォルメされた顔のアップが珍しかったですね。
次回は「怪盗ビューティ・バット参上!?」です。
あにゃまる探偵キルミンずぅOP&ED主題歌「Poo/Chuai Mad Noi」
- アーティスト: Neko Jump,ゲーッシリラック・ニッタヤスット,あさのまさひこ,ラウィ・ガンサナーラック
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: CD