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2010年03月11日

【アニメ】ダンスインザヴァンパイアバンド４話「インタビュー　ウィズ　ヴァンパイア」【感想】

　　

感想

今回は、ヴァンパイアの一族も一枚岩ではないぞ、というお話。
はるばる遠方からお出まししたジュノー・デルマイユ候。姫殿下が記者会見するから護衛にきました、という流れはスムーズでよかったですね。舞台裏での血族間の争いみたいな展開は好きです。ただある種写実的な描写に富む本作ではそういった時代錯誤な出自争いはなかなか流行らないのかもしれません。今回はヴェラさんがちょっと噛みついた程度で終わってしまいましたが、今後もっと踏み込んだ内向きな争いがあることに期待したいです。
そもそもデルマイユ候が咬ませ犬すぎましたね。爆弾を出自がよく判らない身内に盗まれちゃいましたってさすがにちゃちすぎる。“爆弾”というワードが連呼された中盤以降は特にお粗末、なんだかなあって感じでした。最近のアニメでは爆弾と一口にいってもなにか特殊で仰々しい名前を付けないといやに軽々しくきこえますよね、不思議。
もう一人の敵だったヴァンパイア化した女性ジャーナリストも、まあ駒だったとはいえひどくちゃちい。そもそも登場の台詞が「この特区が成立すれば世界に類を見ない非常に興味深い事例になるでしょう」ってそんなの中学生でも判るわ！　と思う。台詞もキャラデザもが死んでる。

それから前回のあっかんべえに続き今回も出たアキラのお目目くりんくりんデフォルメ演出。あれはいらないなあ。化物語では“いらない”と思えるほど浮いた感じではなかった気がするけど、本作ではもう駄目駄目。正直萎えるので止めていただきたいです。

で、最後の三枝のナレーションにもあったのようにようやく世界的にヴァンパイアの存在が認められることとなったようです。「我々には貴兄らの祖先が石器を操ってきた時代から世界に君臨し蓄えてきた富みがある」。この発言には驚かざるを得ないですね。まあ、その辺の設定はともかく、今後の見どころというか進むところは終盤ミナが言葉を濁したバンド設立の理由でしょうか。生徒会長もヴァンパイア化しているようですし、今回はあまり面白いと思えなかったけど次回以降にまた期待したいです。